二級ボイラー技士 過去問+解説:令和7年10月の第4問は、「炉筒煙管ボイラー」の問題です。消去法から最終解答を導くことも可能ではありますが、難しいですね。選択肢の1つが実に難解です。落としても仕方ないでしょう。復習だけはしておきましょう。
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本問のレベルは「難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「加圧燃焼方式を採用し、燃焼室熱負荷を高くして燃焼効率を高めたものが ある。」ですが、正しい記述です。
炉筒煙管ボイラーと言えば、加圧燃焼方式ですね。
キーワードをシッカリ押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「水管ボイラーに比べ、蒸気使用量の変動による圧力変動が小さい。」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。
窯そのものが温まっていますしね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「戻り燃焼方式を採用し、燃焼効率を高めたものがある。」ですが、正しい記述です。
これまた、定番のキーワードですね。
炉筒煙管ボイラーと言えば、戻り燃焼方式ですね。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「炉筒は、他の部分より高温になるので、胴にブリージングスペースを設けて応力を緩和する。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「胴に」のところです。
正しくは、「炉筒とステーの間に」です。
ブリージングスペースを設けるのは、胴ではないです。
こんなところを変えられると、お手上げです。初見ではまず無理ですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢5の「煙管には、伝熱効果の高いスパイラル管を使用しているものが多い」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。定番論点です。
「スパイラル管」は、螺旋状に巻いて円形に成形したものです。要は、ねじれている奴です。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
「5」は「正」です。
本問は、「誤っているものはどれか?」なので…、
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト
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興味のある方は、「危険物取扱者 乙種4類:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「二ボの独学」をお読みください。
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