二級ボイラー技士 過去問+解説:令和7年10月の第11問は、「逆火の発生原因」の問題です。知らないと解けない問題です。テキストの記述をシッカリ押えておきましょう。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
「逆火」とは、いわゆる「バックファイア」のことで、油だきボイラーのたき口から、火炎が吹き出る現象を言います。
ボイラー点火時の逆火は、不適切な手順で点火された可能性が大です。
当該逆火が起きる原因としては…、
・通風が悪い
・燃料の温度が不適当
・着火のミス(着火遅れなど)
・重油の品質が悪い
・バーナが故障・破損
・バーナの位置・構造が不適当
…などが考えられます。
選択肢1の「噴霧蒸気(空気)の圧力が強すぎるとき。」ですが、誤った記述です。
先のリストにはないですね。
噴霧蒸気の圧が強いなら、逆火は逆に起きないですよね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「煙道ダンパの開度が不足しているとき。」ですが、正しい記述です。
先のリストに直接的にはないですが、「・通風が悪い」に該当しますね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「点火の際に着火遅れが生じたとき。」ですが、正しい記述です。
先のリストの着火ミスですねー。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「空気より先に燃料を供給したとき。」ですが、正しい記述です。
これも、着火ミスです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「複数のバーナを有するボイラーで、燃焼中のバーナの火炎を利用して次の バーナに点火したとき。」ですが、正しい記述です。
選択肢のように、複数のバーナがあるときは、他のバーナを利用して、着火してはいけません。
逆火の可能性になります。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:1
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
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