二級ボイラー技士 過去問+解説:令和7年10月の第1問は、「温度及び圧力」の論点です。文系には難儀な知識問題です。最終解答は、理系の一般常識的なものですが、きついですね。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
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本問のレベルは「やや難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「セルシウス(摂氏)温度は、標準大気圧の下で、水の氷点を0℃、沸点を 100℃と定め、この間を100等分したものを1℃としたものである。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。馴染みのある温度の数字ですよね。
難しく考えないで、解答してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「セルシウス(摂氏)温度t[℃]と絶対温度T[K]との間には、t=T+273*の関係がある。」ですが、誤った記述です。
数式のところが違います。
正しくは、「 T〔K〕= t〔℃〕+273*」です。
摂氏:t[℃]に273を足したものが、ケルビン:T[K]となります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
取れなくもない問題ですが、厳しいですね。
選択肢3の「760㎜の高さの水銀柱がその底面に及ぼす圧力を標準大気圧といい、1013* hPaに相当する。」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「圧力計に表れる圧力をゲージ圧力といい、その値に大気圧を加えたものを 絶対圧力という。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「1 Pa は1m2 当たり1N の力が作用する圧力であり、1MPa = 106Pa=1N / mm2である」ですが、正しい記述です。
“こういうもの”として憶えるしかありません。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト
」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
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