お勉強は結局のところ、量でございます。
お勉強にとった時間が長ければ長いほど、合格する可能性も上るものでございます。
極言すれば、時間さえあれば、誰でも合格できるのが資格試験というものでございます。
ですから、合格の要(かなめ)は、実際のところ、方法やノウハウというよりかは、お勉強の時間の量なのでございます。
テキストや教材には、「効率的に・まとめた・コンパクトに・的を得た」などの文言がございますが、ぶっちゃけた話、記憶に定着する時間がなければ、どうにもならないものと存じます。
いくら、理解しやすいように作られた教材であっても、それらを咀嚼して憶える時間がなければ、あまり良い結果は現れないというわけでございます。
わたくしは、試験の合格する主たる原因とは、日々のお勉強の質以上に、問題演習の量と考えるものでございます。
試験とは、最終的には記憶の勝負でございます。記憶に残すにはどうしても、量と数をこなして何度も接することが必要になるのでございます。
この何度も接するという機会を確保する意味で、試験に勝つお勉強というのは、量なのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年6月1日 1:01 PM |
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最初から何の脈絡もないノルマは、それだけでやる気をなくすのに十分でございます。
意味のないノルマを己に課すのは、奴隷モドキでございます。
小指の先ほど自由にならない浮世なのでございます。
せめて、お勉強はご自身で、何をするか、いかにするかを、決めてからやりましょう、というわけでございます。自分で決めていくことで、より一層、ご自身の成長を味わえることと存じます。
独学のタブーは、既に「決められたものをやる」ということでございます。
決められてしまえば、この上ないツマラナサなのでございます。ツマラナイと途中でやめてしまうものなのでございます。
やることが決められてしまうと、それをこなすのが目的化してしまう恐れがあるのでございます。
規定事項を追っかけまわすだけで、開放感はあるかもしれませんが、満足感は、あまり味わえなくなってしまうものでございます。
なぜ、役人の顔色が悪いのかは、このようなことが理由かもしれません。
一日のお勉強の予定や内容を決めるのは良いことでございますが、あまり杓子定規にならないように、ご配慮願うものでございます。
一日のノルマを決めるのは、自己管理上、有効と存じますが、ノルマに振り回されないようにするのも大切なのでございます。
同じお勉強なら、ノルマに振り回されて後手後手になるのは避けるのがよろしいでしょう。
先手先手を働きかける、自分で決めていく精神こそ、独学の心構えでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年6月1日 12:57 PM |
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奴隷のモチベーションは低いものでございます。
これは当然でございまして、何かに絶えず急かされるようでは、御仁の能力の10分の1も発揮できないことと存じます。
奴隷の特徴は、自分のすべきことが最初から決められていることでございます。
「AとBとCをやれ。」という命令を与えられた奴隷がいます。この奴隷が「D」や「F」をやれば、主人から鞭で打たれることでしょう。
人間の喜びのひとつに、自分の成長を味わうということがございます。
先ほどの奴隷も、AやB、Cができるようになったのは喜びでございましょう。そのため、DやEもやってみたくなるものなのでございます。
年齢を経るたびに味わうのが、組織の壁・人の壁でございましょう。
自分が行えば、もっとよくできるかもしれませんが、あえて、それをしない。他人の領分を侵さないということを、経験的に学んで行くのが年の功というものでございましょう。
奥様のお料理に文句を言わないのも、この理由からかと存じます。
独学は、このような制限や配慮など無用でございます。どんどん、ズカズカ、他の領分を侵すようにやっていけば良いのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年6月1日 12:55 PM |
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