独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

3日も続かない

一生懸命がんばろう、といっても思っても3日も続かないものでございます。
「ガンバレ」といわれ奮起を果たすなら、イチローはユンケルを飲まないものでございます。
お勉強と勤勉の精神は、相似ているのでございます。
ガンバレ、と毎日いわれて勤続25年になるものではございません。
しゃーないから会社にいってんだ!というのが、世のお父様方・お母様方のホンネでございましょう。
しゃーないから一緒に居ててやってるんだ!コンチキショウメ、というが世の旦那様・御女房君の偽らざるお気持ちでございましょう。
ですからわたくしは、独身なのでございます。
しゃーないからホニャララしているのを、古人は「くされ縁」と申しました。
惰性でございます。会話のない夫婦でございます。
目で語りあったかつて恋人同士の果てでございます。
毎日毎夜、ねじり鉢巻キリリと巻いて、机に向かえば常人で3日、根気の人で1週間でお勉強は終わることでしょう。テキストはホコリを被ることでしょう。問題集はどこかに消えることでしょう。
やるよりも、続けるを意識するが、独学の真髄でございます。
どうこなしたかよりも、どう明日もやれるかを思うのが、独学でございます。
今日奮起しがんばれば、翌日はサボってワインとチョコと戯れることが多いわたくしでございます。
毎日がんばれるなんてのは、模試が近いか果てには本試験が迫ってきたあたりでございます。
意志力は3日はもちませんが、惰性の毎日は数ヶ月続けることができるのでございます。

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食べ易さ・やり易さ

アレもコレもと憶えようとするのが、受験生の性でございます。
電車の中の真面目な中高生を眺めれば、単語帳や教科書を片手に勤しむ姿を拝見し、目頭が熱くなるわたくしでございます。
古往今来変わらぬ風景かと存じます。
さて、先だってのススメでは、食べさしのヨウカンを朝から食べてしまったことを述べました。
今回のススメも、ヨウカンがらみでございます。ウヒヒ
ヨウカンはちょうど良い大きさで出されてこそ、品良くおいしく食べることができるのでございます。
レンガのようなヨウカンを目の前に突き出され、さあ召し上がれといわれてもスイミングアイでございます。
掴む手ベトベト、唇は甘いヨウカン汁で艶かしく光ることでございましょう。
一本丸々のヨウカンなんて、最初の一口天国で、食至っては糖尿病の一本道なのでございます。
ヨウカンに倣い、細切れ時間の使い方を考えて頂きたく存じます。
とくに暗記・記憶に関しての細切れ時間活用の注意でございます。
というのも、アレもコレも欲張って細切れ時間を活用せんとしても、まったく憶えていない苦い経験を、わたくしは持つゆえでございます。
大きなヨウカンが食べ難いのと同様に、多くの分量を細切れ時間に充てても効少なしでございます。
通勤時間などの細切れ時間は、1個に絞るが吉でございます。
憶えんとするは多くても、3個まででございます。
細切れ時間を、確認作業に充てるのでしたら、やるは多い方がよいのでございます。
コレは憶えた・アレは知ってるという、目で流すだけの作業でございますから。
しかし、憶えようとする記憶行為は、脳に言葉を刻みつけるものでございます。
力をひとつに絞って、ギリギリミリミリ脳みそのシワをなぞるが花でございます。
パラパラページをめくっていても、全く験がなかったわたくしの老婆心でございます。

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あさからヨーカン

朝からヨーカンを食べるとは、なんと食い意地ばった卑しき行為でありましょう。
しかし、食べてしまった罪人に、言い分はあるものでございます。
ある朝の情景でございます。
お日様も御顔を出さない早朝でございます。
茶でも飲んで暖まろうと、ポットに向かった時でございます。
ポットの上にヨーカンが、いらしたのでございます。
ヨーカン氏は、100円ライターをふたつ重ねた大きさで、栗ヨーカンでございました。
食べさしでございました。ヨーカン氏はラップを巻いただけのお姿で、其処にましましたのでございます。
視界に入った瞬間、目に映う黄金色が目に飛び込んだのでございます。やさしいアンコ色に包まれた光線でございました。
わたくし、あの至福の甘い時間を思い出すに、食べやすかったとしか言いようがないのでございます。
食欲を阻止するは、薄い透明の膜だけでございます。
目に付く場所にありました。冷蔵庫の中なれば、食べなかったことでございましょう。
ついつい魔が差しハムハムと口に入ったのでございます。
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お勉強にも当てはまるものがございます。
お勉強をやりやすくする条件は、あるのでございます。
とくに表や数字の丸暗記には、良く当てはまるのでございます。
クソ暗記を要されることがらは、目覚まし近くの枕元に本を置き該当ページを開いておく、といった塩梅でございます。
要するに、スグにできる状態にしておくのでございます。食べやすかったヨーカンに倣うのでございます。
朝起きたくない時は、とりとめなく読みさし本に目を通すものでございます。
この習性を利用するものでございます。
意識してやることをどれだけ減らせるかが、朝のちょっとした時間をお勉強タイムに変えれるか否かの分かれ道なのでございます。

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