基本的に独学では、ごく早いのうちから過去問を解き出します。
テキストをざっと読んで、問題集もざらっと解いて、素人に毛が生えたくらいでも果敢に、過去問に挑戦する次第でございます。
経験からいって、過去問は早く解けば解くほどよいと断言いたします。皆様方におきましては、過去問に余計な壁を設けず、早いうちに着手するようご助言させていただきたく存じます。
多くの人が過去問を難しく感じてございます。
確かに難しゅうございますが、いうほどのものではありません。
ではどうして、過去問を難しく感じているかと申しますと、その最悪の第一印象の悪さかと存じます。
大半の人の過去問との初顔合わせは、教材を選ぶ際の立ち読み時ではないかと存じます。
過去問はテキストや問題集と同じコーナーで売られておりますから、(どんな問題が出るんだろう)と、つい過去問を手にして中身を見てしまったというわけでございます。
しかし、軽く思ったのが運の尽きでございます。
中を見た瞬間に(ナニコレ?!)と凍りつくのが、受験生の偽らざる気持ちかと思います。
皆さんも、実際の試験問題を過去問で目にしたときは、衝撃が走ったのではないかと存じます。
かくいうこのわたしも、最初に過去問を見たときは、冷静ではいらないものでございます。愕然とするだけでございます。
過去問のページくってみても、何が書かれているのか皆目わかりませんし、知っている用語や語句はチラホラとしか見えません。
肝心の問題は1つとして解けません。それどころか、問題文が何をいっているのかさえ、よくはわからなかったりするのでございます。
あまりに何がなんやらかわからないため、気分が悪くなって見るのを止めてしまうくらいに衝撃を受けたことを今でもよく憶えている次第でございます。
皆様方におきましても、過去問の第一印象はひどいものであるかと存じます。
ホント、「こんな問題を解かんといかんのか」と、暗澹たる気分に陥ったことでしょう。
このときの第一印象の悪さが、過去問から距離を取らせる原因と考える次第でございます。
胸の内を辿ってみて、そのような印象の悪さがないかどうか、お調べくださればと存じます。そして、もしその第一印象で過去問から距離を取っているのなら、即断にお正しください。
過去問は解いてみればなんだこんなものかと思うくらいのものでありますし、試験の視野も視点も充実していっそう、試験がよく見えてくるものでございます。解いて全く損はありません。逆に、解くのが遅ければ遅いほど、損をする代物でございます。
印象といいますのは、本当に中身のないものでありまして、そんなものに振り回されるのは賢明ではないかと存じます。
隣で寝ている、印象だけで選んだ人が今ではどうか、考えてみれば印象で物事を判別するのはあまりよろしくはないかと存じます。
過去問もまたかくのごとし。いやだなと思う気持ちをねじ伏せて、今日から明日からでも、過去問に是非チャレンジくださればと存じます。
ブルーチーズやふなずし、くさや、おたぐり、ざざむしなど、クセのあるものほど食べてみると病みつきになると申します。過去問もまたかくのごとし。
試験の滋養を過去問から入手してくださいませ。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2010年2月25日 10:40 PM |
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わたくし、最近になってお笑い芸人の「さまぁ〜ず」の魅力に気付き出した次第でございます。
彼らほど「なんとも言えず面白い」を体現した芸人はないかと思われます。
面白くと何ともない芸人が多いなかで、さまぁ〜ずは一線を隔した存在であるかと存じます。
企画が優れているわけでもなく、トークが秀逸というわけでもなく、本当になんとも面白いのでございます。
あの面白さが計算でできるのなら、もの凄いレベルの芸人かと存じます。恐らくは天然のちからでしょう。
落語の世界では、なんとも可笑しい雰囲気のある事を「ふら」と申しておりますが、さまぁ〜ずのふたりには、その「ふら」があると申してもよいのではないかと存じます。
例えば、単にぶらぶらと街を歩いて話をするだけなのですが、また、それがおもしろいのでございます。
動画のサイトには彼らのトークなりコント、漫才がアップされているかと存じます。まったりしたいとき、張り詰めた緊張を解きたいときにでも、ご覧下さればと存じます。
なんとも、気の抜けた面白い時間が過ごせるかと存じます。
さて、なんでまた、さまぁ〜ずを引き合いに出したかと申しますと、意外に彼らの脱力した姿勢といいますのは、わたくし達にも参考になるからでございます。
お勉強中やお勉強に取り掛かるときなどは、早く終らせたい、済ませたいなどと皆様よく思っているかと存じます。
というのも、そう思う分だけ勢いが付くからでございます。
しかし、その気負う分、余計なものを出しているともいえるわけでございます。
がんばろうと思うのは結構なのでございます。
しかし、がんばろうと思わないと何もできないというのは、問題であるかと存じます。
また、逆に考えますと、がんばろうと思えばそのがんばることの質は上がるのかどうか、でございます。
お勉強といいますのは、実にランダムなものでありまして、一生懸命やれば理解し憶えられるというものではありません。
継続は力なり、などと申しますが、まさにお勉強の真理を照らしているかと存じます。
つまり、何時成長するのかわからない厄介なところがお勉強にはあるのでございます。
毎回毎回、がんばる!がんばる!などと思えるわけでもありませんから、わたくしたちは気負わなくても、気合を入れなくてもお勉強ができるようにならないといけないわけでございます。
そこで、さまぁ〜ずのあの脱力ぶりが参考になるというわけでございます。
一度お試しで、彼らのように、だらだらっとお勉強をするのもなかなかに雰囲気が変わってよいことに気付くかと存じます。
気負わないお勉強も時と場合によってはよいものでございます。
特に難しいところや複雑なところ、べらぼうに覚えないといけないところなどは、気負っていればそれだけ嫌になる可能性も高くなってしまいます。
三村風に「むずかしいよ!」「多いよっ!」「できねえよ!」などと突っ込みつつ、だらだらっとしたお勉強でお過ごしくださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2010年2月24日 4:21 PM |
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段々と春めいて参りました。寒さも和らぎやれやれと思っていましたらちらほらと、花粉症の予兆なども現われ始めてございます。
まったく気の抜けない日々でございます。
うっかりすると寒暖差で風邪を引き、そのうえ花粉症で鼻をぐしゃぐしゃにしつつベッドに寝込むということもございます。
皆様方におきましては、ご自愛の程、お願いする次第でございます。
わたくしの持論として、季節の移り変わり目はしんどくなるという意見を持ってございます。
毛の生え変わりのとき、犬はじっとしていて何か元気がないように見えます。
また、換羽期の小鳥もじっとして元気がないようなので、あ、これはもしかしたら人間もそうなのかもと考えた次第でございます。
わたくし自身も季節の移り変わり時には風邪を引いたりぼんやりする事も多く、調子がよくないことに気付き、それ以降は、それほど活動的にはならないようにしてございます。
春になるととても眠くなりますが、これは身体中の細胞が冬用から春用に変わっているからではないかと考えている次第でございます。
ま、なんにせよ、寝る時には寝て、しっかり体調をお整え下さればと存じます。
この時期は、お勉強に限らず、日常の何やらがめんどくさくなるものでございます。
めんどうというのは、できないわけじゃないけれども、やりたくない・億劫だという意味での面倒、でございます。
ほんとにめんどくさくなります。それこそ活字すら追うのがめんどくさくなるものでございます。
しかしながら、めんどくさいといって済むものではありません。やらなければならない事はやらねばなりません。
逃れられぬ運命なら、まず、ぐだぐだと考える事を止めることでございます。
頭にあーあーめんどくせえなあと思いがよぎるだけでも、一層にめんどくささが倍増いたします。
ですから、(まあ、ええか)(まあ、ええやん)と寛容の精神で己を満たし、めんどくさい思いを頭から追い出すように致します。
また、何にも考えず、身体のみを動かすようにするのも、ひとつの手でございます。
何かを考え出すと本式にめんどくさくなるので、考える前に身体を動かすようにすると、物事が動きます。
例えば、朝、家をでるときの靴を履く瞬間に、あーめんどくせと思うと一日中億劫になりますから、何も考えず無念無想で靴を履き、靴を履いたら何も考えず足を動かすといった塩梅でございます。
それかとてつもなく難しい事で頭をいっぱいにするのも手でございます。
生死について、星と太陽の関係についてなど、とてつもなく大きな事で頭をいっぱいにしておりますと、日常のめんどくささも気付かずに済んでしまうことでしょう。
さて、考えないようにすると言っても難しゅうございます。つい、メンドクサイなあと考えがちでございます。
そんなときは勤めて、仏帳面をするとようございます。
仏像様やおじそう様のような表情を意識しておりますと、なかなかに雑念が浮かばないものでございます。
しんどいときは仏様になった気分で、お過ごし、お凌ぎ下さればと存じます。
特に花粉症が現われ始めた方、がんばりましょう!
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2010年2月23日 1:27 PM |
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