| カテゴリー: 過去のススメ |
基本的に独学では、自身の好不調や、成績の良し悪し、偏差値や順位などを気にしないものでございます。
わたくしたちの最大の関心は、合格するかしないかの2点しかありません。
合格や不合格を薄めたようなもので、気を紛らわせたり止むくらいであれば、過去問の復習をするのがわたくしたちでございます。
一昔はやった言葉に、バイオリズムという言葉がございます。上下する波線で、体調などを測った波線のことでございます。
わたしたちという存在は、まあ、上下する線のように揺れ動いているものとお考え下さればと存じます。
いいときがあれば悪いときもあります。福禍はあざなえる縄の如しとも申します。憎しみは愛から生まれるなどと申します。景気のいいときほど、悪いときに備えねばなりません。
色々と我が身を思い返してみても、上がったり下がったり、浮沈しているのが実際のところかなと思う次第でございます。
ですから、ある事柄に対して、極端に落ち込んだり、過度に楽観になってはならないわけでございます。
上下する波線の一番上のところで得意げになっていても、その後には急降下が待っているわけでございます。その得意は何の得意なのか、というわけでございます。
また、線の一番下のところでウジウジしていても、次には急上昇が待っているわけですから、気に病む必要はないわけでございます。
こんな風に、少し視点の幅を広げてみますと、現状というものがよりわかるような気が致します。
もちろん、常に上下が繰り返されるわけではありませんから、線の上のところから更に高いところにもう1段階あがるときもありましょう。
逆に、弱り目に祟り目、どん詰まりのくそ詰まり、どんどん底の底を窺うように下の方に落ちていくこともありましょう。
お勉強におきましても、かくの如しでございます。
お勉強中に、もういいやと思った際には、「ああ、いまが線の下のところだな」という風にお考えくださればと存じます。
そして、もう少し辛抱すれば上向くのだからやろうかな、くらいに楽観的に構えて、目の前のことを消化なさってくださればと思います。
きっと以前の不調時がうそのように感じるときが来るかと存じます。
一方で、調子のよい時は気を付けなければなりません。受かるんでないかい、とか、これは合格だな、受かるだろ〜などと考えているときには、波線の上の方に自身がいることを意識してくださればと存じます。
底から高転びに転ぶこともございますし、油断はケアレスミスの元でございます。
1点の失点で合格者の席は容易く入れ替わります。合格証書が手元に届くまでは、油断してはなりません。
結局のところ、わたくしたちは、状況が良かろうが悪かろうが、そう気にしなくてもよいのでございます。
良くても悪くてもすることに変わりはないのでございます。
良かろうが、ところが違うんだな、でございます。
悪かろうが、ところが違うんだな、でございます。
良かろうが
2010年3月4日 5:47 PM
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