独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

塩も忘れず

毎日、むっとする毎日でございます。
ま、梅雨ですので仕方がないといえば仕方がありません。
あともう少しすれば、からっと晴れあがり、不快ではない暑さとなるかと存じます。そのときまで、じっとお耐えくださればと存じます。
さて、暑さ対策といえば、水分補給でございます。
水ッ気については、熱中症で倒れる人が出るたびに、特集が組まれるのでそれを見て、飲んでいけば良いかと存じます。
ただ、飲み物には注意でございます。清涼飲料水には大量の砂糖が含まれてございます。
ですから、熱中症だ!水ッ気だ!といってガブガブ飲むと、血中の糖度が上がり、それを薄めようと逆に身体は渇きます。
このため、ますます飲む、しかし、ますます渇く、とヒドイ連鎖に入ってしまい、身体に結構なダメージが来ます。
普通のジュースの類は、意外に身体が疲れる飲み物でありますので、この点、ご注意くださればと存じます。
コーヒーや紅茶も、これまた考えものでございます。
砂糖の問題もあるのですが、それ以上にカフェインの存在でございます。
あまりに飲むと、ビチビチギチギチにカフェインが頭にきて頭痛やら、お腹に降りてきて嘔吐や下痢に見舞われることがございます。
カフェインも一種の薬であり、致死量もございます。
(ウィキによりますと、5〜10gが致死量で、コーヒー1杯では100mgほどのカフェインを含有し、50杯から100杯のコーヒーを飲むと急性中毒に至るとのことでございます。)
日本茶ならいいのかといいますと、これまたカフェインが入っておりますし、お茶には他の薬効もございますので、飲みすぎはこれまた危険でございます。
ウーロン茶には利尿作用があるので、飲み過ぎると1駅ごとにトイレにいきたくなるものでございます。
結局、従来の水(白湯)か、大麦を焙じて煮出しただけの麦茶が、身体に影響少なく、水分補給ができるように考える次第でございます。
しかし、また注文があるのですが、水だけでは不十分であることでございます。
汗をかけば身体の塩っ気もついでに出て参ります。ですから、塩っ気の補給も涵養でございます。
しかし、昨今では、塩=不健康の代名詞となっており、摂るのを躊躇する方がたくさんございます。
塩の取り過ぎはよくありませんが、塩自体は生きる上で必須のものでございます。
試しに汗をたくさんかいてどろどろになって家に帰ってきて、ぐったりしているときに、ちょっぴり塩を舐めてみてください。
いつもは辛い!とくるところが、実においしく、明らかに塩が身体に溶け込んでいく感じを得られるかと存じます。そして、何とも身体が軽くなるかと存じます。
飲み物の持参派の方や、お子さんが水筒を持って学校に持っていっている方は、ほんのちょっぴり、自然塩を1つまみ入れておくことを推奨いたします。大分、元気になるかと。
最近は塩飴という飴もございます。わたくしは、塩飴を舐めて、塩っ気を補充しております。
汗をかいたときに舐めると、ほっぺたの裏がびりびりしびれるほどおいしく、あー汗をかいたなあと実感しております。
お勉強ができるのも、体調あってのことでございます。しっかり体調管理の程を、お願いする次第でございます。

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疲労を知る

生きることとは何か、なんて言われますと困ってしまいます。
知ったこっちゃないと言うのが本音ではありますが、わたくしはかっこをつけて、生きるとは疲れることである、と申しております。
疲れるというのは、負の側面ばかりではありません。よい面もあるといわざるを得ないのでございます。
疲れずして、食べ物はおいしいでしょうか。腹も空かないのに食べねばならないのは苦痛でございます。
食べたくも無いのに、においや風味で無理やりに食欲を駆り立たせられ、胃袋に物を詰め込むのは、よい食事とはいえないでしょう。
疲れずして、よく眠れるでしょうか。ああ疲れたといって布団に飛び込み、数分で意識が吹っ飛ぶ。これこそまさに、極上の快ではないかと存じます。
人生の恐怖の1つである失業は、何故にそれほど恐ろしいかといいますと、もちろんのこと、金銭面のこともあるでしょうが、疲れることができないからでございます。
やることもないのでエネルギーは鬱屈し、内に内に溜まってまいります。
夜は当然、身体も頭も疲れていないので、よくは寝付けません。布団に入っても数時間、寝返りを打つ事となりましょう。
疲れるからこそ、娯楽や楽しみが活きて来るわけでございます。疲れることを避けて、よい人生は歩めないかと考えます。
ただ、もちろんのこと、ド疲れ、ド疲労、過労は、よろしくありません。
食生活を見直す、生活を見直す、人生の優先順位を見直すなどして、疲労の蓄積は防がねばなりません。蓄積された疲労こそが、大病のもと、費えの最たるものでございます。
身体が資本などと申しますが、本当にその通りでありまして、患えば治さざるを得ないし、我が身は苦しいは、ゼニはかかるは、その間は仕事なりが滞るわで、疲労を舐めるとヒドイ目に遭うものでございます。
言うまでもありませんが、健康状態には、甘く見ないようにしていただきたく存じます。中小企業の社長さんは入院したら即、誰よりもはやく、銀行の担当がお見舞いに来るとのこと。シビアであります。本当に身体・健康は、「資本」でございます。
さてさて、疲労しないのもダメであり、また、疲れすぎるのも、これまたよろしくはないのでございます。
ではどうすればよいか、と相なります。
そこでまずは、自分の疲労というものに対して、意識をしっかり働かせる事でございます。
疲労にも、緩急・高低・強弱がございます。
このタイプの疲労なら、風呂に20分ほど浸かって、身体から出しちゃえばなんとかなる。
お菓子を食べれば回復する。
こういう状態の疲労はすぐに抜けないので、無理せず、早々と寝るに限る。
とまあこんな風に、自身の疲労について、より詳しくなるわけでございます。
こういう状態のときはできて、こういうときにはできないという区別が付けば、不調時にがんばるようなトンチンカンな対処はなくなるように思います。
不調時にやるべきことは休息と、考えと心のリフレッシュでございます。
また、本当ならできるのに、疲れたからといって、グダグダとテレビやパソコンの前で時間を費やすこともなくなることでありましょう。
できるのにやらないのを、怠惰と申します。
このように、自身の疲労を知ることによって、疲労への対処法から、自身の限界までを知ることができるように思います。
また、疲労状態の改善に当っても、これまでにはないアレコレの手段方策が見出されてくるように思います。
お勉強の合間の散歩のときなどに一度、疲労について考えてみてくださればと存じます。

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散歩一考

独学では、散歩を実に推奨するものでございます。
といいますのも、名案や突破法などは、机の前で閃くというよりも、屋外の散歩のときに閃くことが多いからでございます。
また、ずっと机の前で座っていても、頭に血が登って血がうっ血するだけでございます。
ですから、立ち上がって外に出て、両手を振って両足を動かして、血の巡りをよくするわけでございます。
15分も歩いていくうちに、頭の霞やモヤモヤが大分晴れてくるように思います。そうした状態になってから、いざ、考え直せば宜しいかと存じます。
さて、卓効の多い散歩でありますが、問題は場所でございます。
大概散歩といいますと、公園、河川敷あたりをぶらぶらするものでございます。
しかし、何時も同じところでは素っ気がないので、新しい場所に足を時には向けてくださればと存じます。
たとえば、お寺を見つけたら、お墓の有無を確かめてみます。
最近は管理が厳しいので入るようにはいいませんが、立ち止まってそっとお墓や卒塔婆を見てみることでございます。
お墓参りにいくときとは違う、不思議で変な気分に陥るかと存じます。
わたしは生きていて、向こうは死んでいる。しかし、なんだか日常という形では、つながりのある予感がしてならないわけでございます。
また、自分自身のことが心に浮かぶものではなく、子供について、両親や祖父母、または近親者、親しかった人の在りし人・去りし人のお顔がふと、思い立ってくるものでございます。
そうすると、お勉強への思いはどこぞへいってしまい、散歩の間は「ううむ」と、心中から沸き起こってくるものを考えるような感じるような、そういう心持ちになるものでございます。
お勉強一色だった頭は不思議にリセットされて、家に帰ると何とも、活き活きとしてくる自身を発見するかと存じます。
なお、ぐったりしてうつうつとしてきた人は、一度、自分の人間関係を振り返るがよいでしょう。
お寺だけでなく、小学校や中学校の周辺を歩くのもようございます。
クラブで汗を流している学生や、帰宅途中に馬鹿馬鹿しいことをしている子、おばさんそっくりの立ち話に興じている子を見るにつけて、何か綿々と続いているものを感じるのではないかと存じます。
これまた、「ううむ」と時間の行き来について、そこはかとなく考え出す自分を見出すかと思います。
デパートやスーパーにふらりと、本当に何の目的もなく、入っていくのもようございます。
そして、普段では絶対に行かないところに、いくべきでございます。
たとえば、男性なら女性用の被服売り場など、ベルリンの壁並みの障壁がありますが、勇気を持って入ってみます。
子供へのプレゼント、または、愛人への贈り物を贈るんだ、てな感じを醸しつつ、見て回ることでございます。
店員の痛い視線を感じるかもしれませんが、そこはぐっと我慢です。
次第に、心中に普段の生活や仕事では感じない、独自の緊張を見出すことでしょう。
女性なら、機械売り場、トルクやレンチ、ニッパーなどの器具コーナーにいって見ます。
ちなみに、女性はほぼ大概の売り場で見ますが、たとえば、男性用下着売り場にもいるし、もちろん男性洋服売り場にもいます、食品やお酒は言うまでもないし、ほとんどの売り場に生息しているわけですが、唯一、これまで、機械工具売り場で見かけたことはありません。
普段は絶対に行かない売り場にて、そこでなんでこんなものがあるのかと訝ってみてください。そして、それらの器具や道具を使っている人を想像してみてください。意外な発見があるかと存じます。
このような発見のある散歩を、単にお勉強の気分転換のみに充てるのは、少しく惜しく思う次第でございます。
散歩はときに、お勉強以上にいい勉強になることをご体感くださればと存じます。

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