独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

4回間違えたら

独学というのは、基本的に失敗や間違い、誤りに対しては寛容でございます。
というのも、あまり過度にそれらに意を払っていると、お勉強が嫌になってくるからでございます。
1度や2度の間違いは誰にでもあるものでございます。
ですから、あまりクヨクヨ考えないようにするわけでございます。
逆にいうなら、クヨクヨすれば今後間違えないようになるのか、というわけでございます。クヨクヨして間違いが根絶できるのなら、大いにクヨクヨっとすべきでございます。
しかし、現実にはそうではありませんし、クヨクヨして時間を無駄にするくらいなら、気持ちを入れ替えて今後間違えないように、前向きに復習すればよいだけの話なのでございます。
ただ、でございます。
釘を刺しておきますが、寛容であることと、間違いを適当に済ますこととは、天と地ほどの違いがあることにご注意くださればと存じます・
寛容であるのは、間違えた後で復習や処置があってのことでありまして、単に間違いを間違えたままで放置するようなことはないのでございます。それは単に、怠惰なだけでございます。
この点だけは、くれぐれも勘違いなさらないよう、注意してください。
さて、間違いに対しては寛容であっても、「仏の顔も3度まで」と申します。
独学におきましても、寛容が許されるのは、3回まででございます。
もし同じ問題を、4回、間違えたのなら、徹底して対策を取ることと相なります。
つまり、問題集での「×」マークが、「××××」となったら、懲罰モードに移行となるわけでございます。
間違えるたびに復習し、それなりの処置を取ったのにもかかわらず、4回も間違えたのなら、自分自身に対して罰を与えねばなりません。
4回も間違うというのは、本試験で出題されれば、必ず間違うところでございます。
せっかくこれまで3回もの、間違いを正す作業をしてきたのでございます。
それらを無駄にしないためにも、徹底の上に徹底して、本当にもう2度と間違えないよう、自分に罰を与えねばなりません。
取りあえず100回、間違えたところを声に出して読み上げ、チラシの裏でも安売りのノートでもいいので、100回書きなぐってください。
これは罰なので、100回終えるまでは、自分を許してはなりません。
自分を罰するというのは、考えてみれば難しい行為ではありますが、機械的になっても行なわねばなりません。
100回も声に出していたら声もかすれます。100回も書いていれば、手首はだるく腕もびりびりしてくるでしょうが、だからこそ、罰なのでございます。
あまりに自分を苛めるのは正確がねじ曲がるのでよくはないのですが、4回連続して間違うのは、自分を苛め抜く正当な事由であるかと存じます。
本試験は本当に、1点の差で合否が決まってまいります。明白に間違うサインが出ているのに、それを無視するなど、愚かのきわみでございます。
今後絶対に間違えないよう、しっかりみっちり真剣に、間違いを正すことに臨んでくださればと存じます。
独学はややもすれば、自分に甘い処置を下しかねませんが、4回連続間違いには、厳しく処断してくださればと存じます。

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もくじを眺める

お勉強というのは、基本的に半年から1年にわたる長丁場の作業でございます。
ですから、どうしても途中で、自分が何をしているのかわからなくなってくることがございます。
毎日お勉強をするのが何よりのコツではあるのですが、時に、自分が何をしてどの方向に進んでいるか、曖昧になってくるかと存じます。
こうなった際は、ひとまず目の前のお勉強は置いておいて、最初の方にある、もくじを丹念に眺めることをお勧めする次第でございます。
もくじの利点は、その全体性でございます。
お勉強というのは、多数の体系と無数の細かいことでできあがっております。
勉強することが複雑で膨大で広大のためか、個々の袋小路に陥りやすいのでございます。
それほど点にならないところを考えこんだり、短い時間では到底できないところなのに、できない・できないと心悩ましたりするのでございます。
こんなときに、もくじを眺めてみますと、そこでは、極限までに簡略された試験の姿を目にする事と相なります。
じっともくじを眺めているうちに、ふっと視野が開けるというか、視点が動くといいますか、これまで見てきた試験というものの見方が、違ってくるように思います。
こうなるとしめたもので、現に自分がはまり込んだ穴ぽこといいますか、思考の間隙から脱出できるのでございます。
より客観的に、大局的に試験を見れるようになり、今以上に合理的なお勉強と相なるかと存じます。
もくじの利点は、もう1つございます。
それは、鼻をへし折るといいますか、過信を正すとでもいいましょうか、自分の抜け落ちた部分を発見する機会となるのでございます。
まあできているだろう、と思っていても、いざもくじを眺めていくと、不思議と不安な気持ちが沸き起こり、ヤキモキしてくるのでございます。
あそこはできているのだろうか、あの箇所は憶えているだろうか、といった気になる箇所が、どんどん思い浮かんでくるのでございます。
そのように不安に思ったところは、まさにその通りでありまして、できてはおりません。
模試で問われれば必ず間違え、本試験では必ず手痛い失点となるところでございます。
もくじを眺めて発生する不安は、いい不安といってよいでしょう。
できないというのは、ある意味、僥倖であることをわたくしたちは憶えておかねばなりません。
できないことやできそうにないところが判明しただけで、儲け物でございます。
わたくしたちが本当に酷い目に遭うのは、予期も予想もしなかった種のものでございます。
本試験で出題されて、(ああ、ここできてないじゃん!ギャア!)となるよりも、今、できていないほうが圧倒的にいいのはいうまでもありません。
明らかに1点を取り戻せるチャンスを、わたくし達は発見したわけでございます。
今、ヤバそうなところがわかったのですから、あとは、丁寧にケアをするのみでございます。
もくじをつらつら眺めて、むむ?と胸騒ぎを覚えたところは、赤丸でもつけておいて、のちのちの復習課題や学習計画に組み込んでいってほしく思います。
むやみやたらに問題を解くよりも、テキストを読むよりも、ずっとずっとポイントの絞られた実効性の高いお勉強となるかと存じます。
このほかにも、もくじには色々な使い方が可能でございます。しかし、まあ、ひとまずは上記の2点から、もくじという物を活用してほしく存じます。
「もくじには大きな意味があるんだなあ」と思えるようになれば、レベルアップした証でございます。

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塩も忘れず

毎日、むっとする毎日でございます。
ま、梅雨ですので仕方がないといえば仕方がありません。
あともう少しすれば、からっと晴れあがり、不快ではない暑さとなるかと存じます。そのときまで、じっとお耐えくださればと存じます。
さて、暑さ対策といえば、水分補給でございます。
水ッ気については、熱中症で倒れる人が出るたびに、特集が組まれるのでそれを見て、飲んでいけば良いかと存じます。
ただ、飲み物には注意でございます。清涼飲料水には大量の砂糖が含まれてございます。
ですから、熱中症だ!水ッ気だ!といってガブガブ飲むと、血中の糖度が上がり、それを薄めようと逆に身体は渇きます。
このため、ますます飲む、しかし、ますます渇く、とヒドイ連鎖に入ってしまい、身体に結構なダメージが来ます。
普通のジュースの類は、意外に身体が疲れる飲み物でありますので、この点、ご注意くださればと存じます。
コーヒーや紅茶も、これまた考えものでございます。
砂糖の問題もあるのですが、それ以上にカフェインの存在でございます。
あまりに飲むと、ビチビチギチギチにカフェインが頭にきて頭痛やら、お腹に降りてきて嘔吐や下痢に見舞われることがございます。
カフェインも一種の薬であり、致死量もございます。
(ウィキによりますと、5〜10gが致死量で、コーヒー1杯では100mgほどのカフェインを含有し、50杯から100杯のコーヒーを飲むと急性中毒に至るとのことでございます。)
日本茶ならいいのかといいますと、これまたカフェインが入っておりますし、お茶には他の薬効もございますので、飲みすぎはこれまた危険でございます。
ウーロン茶には利尿作用があるので、飲み過ぎると1駅ごとにトイレにいきたくなるものでございます。
結局、従来の水(白湯)か、大麦を焙じて煮出しただけの麦茶が、身体に影響少なく、水分補給ができるように考える次第でございます。
しかし、また注文があるのですが、水だけでは不十分であることでございます。
汗をかけば身体の塩っ気もついでに出て参ります。ですから、塩っ気の補給も涵養でございます。
しかし、昨今では、塩=不健康の代名詞となっており、摂るのを躊躇する方がたくさんございます。
塩の取り過ぎはよくありませんが、塩自体は生きる上で必須のものでございます。
試しに汗をたくさんかいてどろどろになって家に帰ってきて、ぐったりしているときに、ちょっぴり塩を舐めてみてください。
いつもは辛い!とくるところが、実においしく、明らかに塩が身体に溶け込んでいく感じを得られるかと存じます。そして、何とも身体が軽くなるかと存じます。
飲み物の持参派の方や、お子さんが水筒を持って学校に持っていっている方は、ほんのちょっぴり、自然塩を1つまみ入れておくことを推奨いたします。大分、元気になるかと。
最近は塩飴という飴もございます。わたくしは、塩飴を舐めて、塩っ気を補充しております。
汗をかいたときに舐めると、ほっぺたの裏がびりびりしびれるほどおいしく、あー汗をかいたなあと実感しております。
お勉強ができるのも、体調あってのことでございます。しっかり体調管理の程を、お願いする次第でございます。

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