独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

「何か資格でも」と考えている人に-運転免許が最良資格だったりする

端的に結論から言うと、「運転免許が最良の資格なので、資格にあまり期待しない方がよい」という次第です。

「何か資格でも」と考えている人は、何か資格に大きな期待を掛けているように見受けます。

しかし、ほとんどの人は、資格のうちで最良のものを持っているのです。

それは、「運転免許」です。

運転免許が『最良の資格』な理由は、まず、求人数の多さです。

求人数は、ハロワのデータで、合計約24万件。

普通免許1種が16万件とハロワの資格中堂々1位で、2位はATで8万件となっています。(個人調べ)

1位と2位を独占しているのが「運転免許」なのです。

ちなみに、3位の「看護師」の求人数が2万5千件ですから、いかに、運転免許の求人数が飛び抜けているかがわかります。

なお、著名な簿記で約1,400件、宅建で約1,100件の求人数ですから、再度言いますが、いかに、運転免許が飛び抜けた資格であるかの証左となっています。

運転免許の求人数の多さは、ダブルスコアで済むものではないほど、“多い”のです。

そして、運転免許を求める職種・業種も、絶大に広いのです。

流通だけではありません。

運転免許の需要は、ほとんどあらゆる“業界”に及んでおり、介護から会計事務所まで求められている資格です。

運転免許ほど広範囲の業種と業界をカバーできる資格もありません。

このように、運転免許は一番求人数が多く、そして、一番つぶしが効くという、最良の資格となっています。

ということは、です。

運転免許が資格のうちで最良のものなら、運転免許以下の資格は、「推して知るべし」という塩梅です。

先に述べた看護師といった、長期間の教育訓練を経て取れる資格は「物」をいいますし、一部の必置資格は就・転職の際の強みになります。

しかし、一般的な資格には、現状を一変させたり、事態をひっくり返したりする力はありません。

「何か資格でも」とアバウトに考えているようなら、頭のねじを締め直した方がいい、という次第です。

資格に過大な期待をせず、資格を取る際は、シビアな吟味を重ねましょう。

第2種電気工事士の技能試験で、自分のやり方が、回りと異なるからといって、怯むことなどない

端的に言うと、技能試験の候補問題の解き方は、ホント「いろいろ」なので、他の受験生が自分と違うようにやっているからといって、焦らないようにする、という次第です。

技能試験の進め方、解き方、攻略法、アプローチは、千差万別です。

テキストが異なれば違うでしょう。学校や指導機関によっても違うでしょうし、講師によってさえ、異なることでしょう。

ですから、本試験では、「自分とは違うやり方をする人」がたくさんいることを、頭の片隅に置いておきます。

わたしが技能試験でたまげたのは、試験開始後、すぐに“バチン!!バチン!!”とケーブルを切る音が会場全体に響きだしたことです。

そう、試験会場の多くの人は、試験が始まると即、ケーブルの寸法を取って、切断を始めたのです。

(え?!みんな先に全部切るの?!)と、テキスト通りにしかやってきていないわたしは、かなり驚いて、そして、内心焦ったものです。

その時は、「練習では、自分のやり方でちゃんと30分前後でできていたのだから大丈夫!気にするな!」と考えて焦りをコントロールして、事なきを得ました。

が、下手をすれば、焦りに負けて、ミスを大連発していたことでしょう。(ちなみに、当時のわたしは、リングスリーブを選び間違うという重大欠陥をしており、見直し時に慌てて修正しました。)

試験中に、全然自分と違うことをやっている人が多数いれば、「アレ?オレ、間違ってる?」的な混乱に陥るものです。

しかし、そこで、足をすくわれてはいけません。

結局、技能試験は、①時間内に、②欠陥なく、③問題文の要求どおりに組み立てられていればいいだけなのです。

終わり良ければすべて良し!!途中の組み立て方は、何でもいいのです。

自分のやり方が、回りの前後左右と異なるからといって、怯むことなど全くありません。

練習でやってきたことを信じて、周りを気にすることなく、試験に臨んでください。

第2種電気工事士の技能試験は合格率70%だが、絶対に「シビアで厳しい、気の抜けない試験」である。

第2種電気工事士の技能試験は、合格率が70%もあるので、数字だけ見ると「カンタン」そうに見えるが、絶対にそうではない、という雑文です。

初めて試験を受ける人は、こう仮定しておいた方が無難です。

「合格率は40%だ」と。

単純に考えるために、毎年、受験生は100人で、合格率は70%で70人が受かり、30人が落ちるものとします。

加えて、「落ちた人全員は、翌年に必ず再受験する」と、仮定します。

というのも、第2種電気工事士は必置資格なので、当該資格がないと、業務や仕事ができません。

ですから、ひとたび落ちたとしても、仕事ができないと死活問題になるので、再度挑戦するという寸法です。

で、2回目の受験はたいへん強いアドバンテージがあるので、「2回目の受験で全員合格する」と仮定します。

まとめると、「落ちた人は全員、翌年に再受験して、全員合格していく」と相なります。

そうすると、です。

「今年の合格者の70人」には、「昨年の不合格者である30人」が含まれていることになります。

ですから、はじめて受験して1回で受かったという人は、「40人」しかいないことになります。

受験生が100人と仮定しましたから、初受験の1発合格の割合は「40%」となる、といった次第です。

まあ、極端な仮定ですが、個人的には、「全くハズレていない」と考えています。

わたしはこれまでにいくつかの試験を受けていますが、実際に2電工を技能試験を受けてみて思ったのは、「厳しい」「シビア」でした。

2電工の技能試験ほど、時間に押された試験はこれまでになかったです。

大概の試験は、2~3回見直しをしても時間が余るくらいでしたが、当該技能試験は1回しか見直し時間を確保できず、時間がかなり厳しかったです。

しかも、ミスや間違いを見つけた場合、その修正は“作ったり施工したりする以上に”手間と時間を食うので、超絶に時間に押されてしまいました。

試験自体のプレッシャーも大きかったです。

1回重大なミス(欠陥)をやらかすと、即落ちするのが技能試験です。これが実に精神的にきつかったです。

技能試験の公表合格率は、「70%」と高い数字ですが、だからといって、油断して適当にしかやっていないと、落ちる公算はかなりドでかいと、述べおきたいと思います。

ある資格本の2電工の評価は、「やさしい!+ニコチャンマーク」で評価されていたので、オイっ!受けたことのあるのかよっ!お前電気工事のプロかよっ!、と三村風に突っ込んだ次第です。

2電工の技能は、決して「やさしい試験」ではありません。

厳しくてシビアです。

きっちり練習すれば受かりますが、練習していないと間違いなく落ちるので、油断せず練習に勤しんでください。