ダニかな?と思ったら、ダニの特定から。ネットの大半の「ダニ情報」は『ツメダニ』。「換気、掃除機、洗濯」をしてもダニの被害が減らないときは、『イエダニ』を疑う。「換気、掃除機、洗濯」は、『イエダニ』にほとんど効かない。
本ページ以下、『イエダニ』対策について、述べていきます。
その前に、既にダニの被害が発生している方は、「イエダニの判定」で、イエダニかどうかを判別してください。
また、すでにイエダニ被害で苦しんでいる人は、「イエダニ必須リスト‐ダニスプレーと虫刺されは即効・即買い」を参考に、イエダニ必須の物を入手して反撃を開始してください。
結論から言うと、一番最初のダニ対策は、ダニの特定からです。
現在、ダニ被害が発生するのは、大半が『ツメダニ』であり、応じて、ネット上のダニ情報は、大半が『ツメダニ』となっています。(後述してます。)
「ダニ 対策」などで検索すれば、大方は、『ツメダニ』の対応策である「換気、掃除機、洗濯」が、述べられているはずです。
「換気、掃除機、洗濯」がツメダニの有効なのは、ツメダニのエサである「コナダニ」や「ヒョウヒダニ」を減らすからです。
「換気、掃除機、洗濯」で、エサとなるダニを除去できるので、応じて、ツメダニも生存できなくなる、といった寸法です。
しかし、ダニが『イエダニ』であった場合、先の「換気、掃除機、洗濯」は、ほとんど効かないため、被害が続くことになります。
反対に言うと、「換気、掃除機、洗濯」を徹底しても、ダニ被害が続く場合は、「イエダニ」と考えるべき、といった寸法です。
当方のダニ被害は、「イエダニ」によるものでした。
しかし、当方、イエダニとはつゆ知らず、ネットの情報から、ツメダニ対策の「換気、掃除機、洗濯」を徹底していました。
朝と晩に、掃除機をかけ…、
カーテンから、シーツ、布団カバーまで、布製のものはすべて洗濯…、
毎日シーツとタオルケットは洗濯…、
朝起きたら、寝巻きと下着を洗濯…、
家にいるときは、窓を開けっ放しにして換気…、
…といった次第です。
しかし、ダニの被害は全く減らず、毎日バリバリ咬まれていた、という寸法です。
おそらく、ワンシーズンで40箇所以上は咬まれたはずです。
ダニの被害が減り始めたのは、「イエダニ」だと確信して、それに応じた対策を取ったからです。
簡単言うと、「ダニスプレー」と「避難」「閉鎖」なのですが、これら、イエダニに実効性のある対処をするようになって、劇的にイエダニに咬まれなくなった、という塩梅です。
先述したように、「換気、掃除機、洗濯」は「ツメダニ」の対策であり、もし、皆さんのダニが「イエダニ」だった場合、ほとんど効きません。
今、思い返してみて、ダニ被害で一番イヤだったのは、「自分のやっていることが全く解決に至らない無力感」でした。
洗濯機を何度回そうが、どれだけ布団を干そうが、全くダニの被害が減らず、精神的に参りそうでした。
んなもんで、こうした徒労を避けるためにも、まずは、“何ダニ”による被害かを特定してください。
もし、ツメダニなら、対応策がネットにたくさん載っているので、それを参考にしてください。
しかし、イエダニなら、ネットにはあまり載っていないので、本ページ以下の雑文や体験記を参考ください。
Web上のダニ情報・ダニ対策は、主に「ツメダニ」です。
その背景は、現在では、発生する可能性のあるダニは、「ツメダニ」くらいだからです。
しかし、ごくまれに、「イエダニ」が発生することもあるのです。
「換気、掃除機、洗濯」は、ツメダニには効くのでしょうが、「イエダニ」には全くを持って効果がありません。
ダニかなと思ったら、ダニを特定することが、問題解決の第一歩です。
イエダニには効かない、「換気、掃除機、洗濯」以外の対処を取っていきましょう。
以下、リンクです。
なお、「イエダニ」判定については、「イエダニの判定」で確認ください。
イエダニ対策で買うべきものは、「イエダニ必須リスト‐ダニスプレーと虫刺されは即効・即買い」を参考ください。
ま、必須は、「ムヒアルファEX 軟膏」と「ダニブロッカー」くらいです。
「イエダニ対策1‐ダニスプレー編」「イエダニ対策2‐避難編」と「イエダニ対策3‐閉鎖編」を、参考ください。
現在において、咬まれるなどの実害のあるダニは、「ツメダニ」か「イエダニ」となっています。
「ツメダニ」は、屋内塵性ダニと言われ、通気が悪かったり湿度が高かったりすると異常発生して、ダニ被害が生じます。
発生条件が「通気」と「湿度」ですから、条件次第で、日本全国どの家でも、ツメダニが異常発生する可能性はあります。
ゆえに、ネットで一番多いダニ対策が「ツメダニ」となっています。
対して、「イエダニ」は、ネズミや野鳥由来のダニです。
「イエダニ」は、ネズミや野鳥が宿主であり、宿主及び巣に寄生しています。
さて、当該「イエダニ」ですが、一般家屋において、ネズミがいなくなった現在、ネズミ由来の「イエダニ」は、ほとんど発生しません。
また、一般生活上、ふつうなら、野鳥やその巣に触れることは“ほとんどない”ので、野鳥由来の「イエダニ」も、ほとんど発生しません。
しかしながら、「イエダニ」が絶滅したわけではないのです。
たとえば、近所の家が取り壊されて、そこに住んでいたネズミが自宅に侵入したとか、ネズミが新たに住み始めたとか、野鳥が巣を作ったなどの原因があれば、条件次第で、「イエダニ」が発生します。
ちなみに、当方の「イエダニ」は、ムクドリが戸袋(雨戸をしまうところ)に営巣したために発生しました。ちなみに、下のような状態になりました。
グーグル画像検索:ムクドリ 戸袋
「ネズミが住みだす」とか「野鳥が営巣」するなんてことは、はっきりいえば、滅多にあることではありません。
そのため、ダニ対策のほとんどは、ツメダニに対するものが目立ち、イエダニのものはあまり目にしません。
しかし、“わたしのように”、イエダニが発生することもあるので、繰り返しますが、“何ダニ”による被害かを特定するのが、問題解決の一歩です。
2017年8月26日 5:44 PM
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