第2種電気工事士の筆記試験の法令科目「電気工事士法」の電気工事士の義務は、実務も絡んでくることから、結構な出題率です。本ページでは、電気工事士法の電気工事士の義務の憶え方のコツを述べていきます。
電気工事士の義務は、3つあって…、
①電気設備技術基準に適合するよう作業する。
②電気工事士の免状の携帯。
③電気用品安全法に適合した電気用品の使用。
…となっています。
当該論点で、本試験に出るのは、ずばり②です。
①と③は、ざっくり見ておけばいいです。
①の「電気設備技術基準に適合するよう作業する」は、ぶっちゃけ言えば、技能試験のメインテーマで、技能でクソほど問われるので、筆記ではそう出ません。
まあ、技能がらみの出題が、筆記でもごくまれにありますが、「難問」扱いなので、そう気にする必要はないでしょう。パスです。
次に、③の「電気用品安全法に適合した電気用品の使用」ですが、当該論点は、そっくりそのまま「電気用品安全法」で問われるので、当該電気工事法では、本格的な出題はありません。
あるにしても、「電気工事士は、電気用品安全法に適合した電気用品の使用しなくてはいけない」程度の選択肢が関の山です。んなもんで、③もざっくり読んだらパス、でいいです。
っとまあ、こうした次第で、電気工事士の義務のうち、①と③は、ざっくりでよい、という塩梅です。
本腰を入れないといけないのは、②の「電気工事士の免状の携帯」です。
当該「電気工事士の免状の携帯」ですが、ひっかけ問題が多いです。
本試験でド定番なのは、「営業所に置いてきた」とか「車の中に置いていた」などです。
電気工事士が電気工事をする際は必ず携帯しておかねばならないので、上記のケースは、すべて「×」となります。
要は、「車の免許」的に考えておけば、今後間違えません。
つまり、運転する際は免許証を必ず持っておく→電気工事も同様に、工事をする際は免状を持っておく、といった風に捉えておけば、選択肢の正誤がつくでしょう。
以上、電気工事士の義務でした。本論点は、貴重な得点源なので、確実に点にしましょう。費用対効果の高い論点です。
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。
2017年5月12日 2:29 PM
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