第2種電気工事士(2電工)の2016年度・技能試験の候補問題‐No.7の作業ポイント。No.7は、「4路スイッチ」と「3路スイッチ」があるので最初はメンドクサイが、練習して各作業を「手順化」しておくと、劇的に難易度は下がり、合格一直線となる。自分なりの手順を創作するのが本問の練習テーマである。
結論から言うと、候補問題7は、「やや難しい」問題ですが、「4路スイッチ」の組み方を理解し、最悪、「丸暗記」してしまえば、文系ド素人でも合格できる難易度となっています。
まあ、「4路スイッチ」はかなり「手順化」できてしまうので、3路スイッチに比べたら、格段にやりやすいので、ご安心ください。
また、本問は、“接続作業が多い”ので厄介ですが、自分なりのやり方・順番をキッチリ「手順化」しておけば、悩むことはありません。
「やや難」とはいえ、キッチリ練習すれば“合格一直線”の作業となりうるので、テキストやDVDのお手本をしっかり凝視し、練習しましょう。
以下、適当かつ曖昧なポイント列挙です。
わたしは、作業時間短縮のため、こう憶えてしまいました。
3路の「0」は黒。
3心の黒の電線を、まず、3路スイッチの「0」に差し込む、という寸法です。
こうすると、一番大事な採点部分(接地極)はクリアできるので、気が楽になります。
残る2色の赤と白は、どちらに差し込んでもいいのですが、自分なりに手順化しておきましょう。
たとえば、「オレは、1に赤、3に白」云々です。
3路の「1」は4路の「1」で、3路の「3」は4路の「3」。
残りの3路の「3」は4路の「2」で、3路の「1」は4路の「4」。
文字にするとウンザリしますが、要は「1-1、3-3」「3-2、1-4」と丸暗記して、スイッチ間を接続する、という塩梅です。
こう憶えて「手順化」してしまえば、「不安」がかなり減るので、本試験では迷いなく作業ができます。
4路スイッチは、スイッチなので線の色は自由にしてよい(採点上どっちでもよい)のですが、日ごろの練習のうちから、決めておきましょう。
「あらかじめ決めておく」と、本試験で無用に神経をすり減らす必要がなくなります。
ケーブルは2心の「白黒」です。
「白黒」と「上下」とをもじって、『スイッチ上穴に白挿し、スイッチ下穴に黒挿し』ってな感じで、“手順化”してしまいます。
こう「手順化」しておくと、本試験にて、(どっちにしようかなー)とか、(どっちに入れようかなー)をか、(なんかこれ、決まりあったけー?)的な、余計なことを考えずに済みます。
本問では、アウトレットボックスが出てきますが、本試験では、穴が既に空いている筈です。
本問では、ヘンな言い方ですが、北側に穴1、東に穴2、南に穴1、西に穴1の状態のボックスが本試験では配られるはずです。
超絶に大事なことは、ケーブルを入れるところは決まっているので、正確に、ボックスにケーブルを挿入する、ということです。
反対に言うと、適当にケーブルを入れてはいけない、ってことです。
1分1秒たりとも、余計なことで時間を費やしてはいけません。
また、ほとんどいないと思いますが、「自分で穴を開けると、重大欠陥の損傷扱いで即落ち」します。
繰り返しますが、余計なことはしないように!
さて、各ケーブル類を正確に差し込んだ後の、一工夫を述べておきます。
「180度曲げろ」です。
アウトレットボックスにケーブルを、5本も入れると、まあもう、配線だらけで混乱のきわみです。
ですから、先のひどい図のように、入れたら、180度曲げて、へんな言い方ですが、元に戻すみたいに、曲げてしまいます。
こうすると、そこそこ見やすくなるので、手で配線を追いやすく、作業効率が上がります。
最後に、ゴムブッシングの加工・取り付けですが、問題ないでしょう!
電工ナイフは、普段の練習でもほとんど使わないので、十字線を割くときは、手を切らないよう気をつけてください。
でもまあ、大丈夫でしょう。
接続は、候補問題6の3路スイッチの要領です。
そう、「指差し確認」をすると、劇的にミスが減る、という塩梅です。
接続の際は、複線図を指でなぞり…、
次に、ケーブルの線と線とを指でなぞり…、
「スイッチの○色→ケーブルの○色、ヨシッ!」という過程を、
2回確認してから、リングなりコネクタなりで、ガッチャンコと接続します。
3回やるとめんどくさいので、わたしは2回してました。
こうすると、ケーブルの誤接続をしなくなりました。
指差し確認を2回しても、ほとんどの練習では時間が余りました。
接続で失敗をしたことのある人は、ぜひとも、「指差し確認」を導入してみてください。
蛇足ですが、「施工省略」は、時折アレレとなるので、作業を手順化しておきましょう。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
2016年1月15日 11:56 AM
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