一生懸命にがんばる姿勢は、大事ではあります。
「がんばり」は、人間の1つの評価であることは、間違いありません。
経営者なり上級管理職なりは、自分の手足となって、自分の言ったことを確実に消化・処理してくれる人を探しています。
彼らは、自分の言ったことに対して、手を抜くとか勝手に変えることを、とても嫌います。そっくりそのまま、実現してほしいのです。
だから、「愚直にがんばる」=「手を抜かない」「勝手なことをしない」という姿勢が評価されるのです。
試験勉強においても、愚直にがんばるというのは、実力を付ける最も簡便かつ確実な方法であります。
しかし、ただただ「がんばるだけ」では、試験勉強はうまく進まないことを、頭の片隅に置いておくべきです。
つまり、逆の「勉強の手を抜く」という発想も、持っておくべきなのです。
なぜかというと、余計なことをしなくなるからです。
不合格になる人で必ずいるのは、「必要じゃない作業に時間を費やして、肝心なことに着手できなかった、または、十分な時間を割けられなかった人」です。
漫然とがんばるだけでは、余計なことを省いたり、不必要なことを避けることができなくなります。
ただやるだけ、ただ読むだけ、他だ書くだけ、ただ解くだけだからです。
愚直にがんばるのが、1つの評価足りえるのは、経営者や上級管理職といった「能力のある人の指導監督の下にある場合」です。
試験勉強とは、1人でやるものですから、「愚直にがんばる」ことがそっくりそのまま、通用するものではありません。
試験勉強においては、「出るところはどこか」「もっと楽にできないか」「やらなくていいのはどこか」など、「勉強の手を抜く」発想こそが、効率や能率を上げる第一歩です。
1つだけ注意を。
「余計なことをしない」のは、勉強だけに止めます。余計なことをしない人間は、つまらない人が多いからです。
効率だけで人生を生きて何が楽しいのか、わたしには理解しかねます。
2014年10月13日 12:13 PM
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