室温が30度を超えたら勉強しない。頭脳労働に熱と暑さは天敵。我々は、戦車兵でも潜水艦乗りでもないので、暑い中きばっても意味は薄い。室温の30度をめやすに、やるかやらないかを決める。
| カテゴリー: 勉強ワンポイントアドバイス | Tags: 勉強, 頭
夏の暑いとき、とりわけ、日中の時間帯は、勉強をやめます。
われわれは、戦車兵でも潜水艦乗りでもありません。暑いさなかに頑張っても、意味はないです。
スマホなりPCでも、熱を持ち出すと、動きが悪くなります。
「頭」だって同じで、暑くなればなるほど、動かなくなります。
目安は、「室温30度」です。30度以上の室温になったら、勉強は中断です。
室温が30度を超えると、とたんに「頭が動かなくなって」、能率が落ちます。
「頭が動かない」とは、以下のような状態です。
・テキストの文言が、少しも頭に入っていかない。
・文字を“追う”気がわかない。
・数式や公式が少しも憶えられない。
・読み違いが頻発。
・問題が解けない。
・ケアレスミスが増える。
・書く文字がすごく汚い。常より倍は、汚い・くちゃくちゃ。
・集中できない。すぐ気が散る。ぼんやりする。
・10分前にやったことが思い出せない。
・配偶者がきれいに見える。
…ってな塩梅です。
繰り返しますが、頭脳労働に、暑さと熱は、天敵です。
上記の「頭が動かない」状態になっているなら、勉強の一時中断こそ、頭のよい行為です。
暑い最中、汗をかきながら、テキストと問題集に向かうのは、頭の悪い行為です。
今では、空調が普及したので、あまり使われなくなりましたが、「避暑」という言葉があります。
その通り、都心部の暑さを避けて、涼しいところに行く・過ごす、といった意味です。
昔の作家が、よくよく軽井沢の別荘を持っていたのも、都会では、暑い夏の間は脳が動かず、仕事にならなかったからです。
彼らにとっては、「涼しいところで頭を使う」のが、仕事の一環だったという寸法です。
我々も、彼らに倣うべきでしょう。
昔から、頭脳労働に、「熱」なり「暑さ」は大敵だったのです。頭をフルに動かすには、涼しくないとダメなんです。
お昼の時間帯しか、勉強の時間が取れないのなら、「空調」の2文字に尽きます。
繰り返すように、「30度」を越えると、脳の動きは途端に鈍くなります。
ドライでもクーラーでもかまいませんが、室温を落として、勉強に臨んでください。
クーラーをかけると体調が悪くなる、または、家に・部屋にクーラーがないといった方は、お勉強の時間帯を変えます。
涼しい朝か、涼しくなる夜に、お勉強の時間を設けます。
昼の勉強に比べると、格段に集中力が増していることに気づくはずです。
先ほど、「暑い最中、汗をかきながら、テキストと問題集に向かうのは、頭の悪い行為」と申しましたが、「暑さ」と「涼しさ」で、どれだけ能率が違うか、体験してみてください。
人は本来、馬鹿ではありません。
意味の薄い行為を続けるから、「馬鹿になる」のです。
温度(室温)と能率とは、強い因果で結ばれています。
暑くて調子が出ないなら、さっさと止めて、涼しい時間に頑張りましょう。
以上、お勉強をサボる口実でした。
2016年8月1日 9:51 AM
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