以前のススメ「頭がぼおっとしているときの勉強」では、あまり頭が働かないときの勉強は何をすべきかを考えました。
さて、今回は、頭がしゃんとしているときのお勉強でございます。
頭が回転しているとき、何か物事を考えられるときは、できるだけ「前進するタイプ」か「高負荷」のお勉強をいたします。
テキストのまだやっていないところや、パスしたところ、やってはみたが殆ど理解できていないところに、手を付けるという塩梅でございます。
(何だかイヤなんだよなあ)という、忌避感がじわじわと迫ってくるところも、「頭がしゃんとしている」ときに挑戦します。
新しく何かを知るというのは、何気に脳に高負担を課すものでありまして、脳が疲れてぼんやりしていると、あまり成果がないのでございます。
だからこそ、「頭がしゃんとしている」ときにやる、という寸法でございます。
また、(できてるかなーどうかなー)と不安に思っているところも、「頭がしゃんとしている」ときにやるようにします。
というのも、不安というのも一種のストレスであるため、そう感じているだけで、脳に負担を与えているからです。要するに、脳のリソースが余分なところに使われてる、ってことです。
お勉強においては、「できた」ことが「できなくなる」ことは日常茶飯事で、まさに、兵家の常なのですが、そうは知っていても、「自分ができなくなっている」ことを知るのは、ストレスの元凶でございます。
ですから、不安が掻き立てられるところも、「頭がしゃん」のときにやる、ってな塩梅です。
短絡的な比喩ですが、元気なときは多少重い荷物を背負っても平気ですが、疲れているときはとても背負っていられないことは、十分にありうる事態です。
それと同趣旨のことが、「頭」にも、当て嵌まるように考える次第です。
頭が疲れていると、閃きというと大げさですが、「あーそういうことね」という脳細胞の“ぴりぴり感”すら起きないので、何とも砂を噛むような時間になるように思います。
ほんと、疲れているときは、理解に乏しいものでございます。
自身の「頭」の状態に応じた「さじ」加減は、お勉強にも適用可能であるかと考えます。
ま、疲れていたら、さっさと切り上げて翌朝にする、ってな塩梅です。
2012年5月24日 10:57 AM
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