本問は、「法規」の「水酸化ナトリウムの運搬」についての出題です。毎年出る論点であり、毒物劇物取扱者として知っておくべき事項です。必ず押えておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
設問ですが、「水酸化ナトリウム20%を含有する製剤で液体状のもの」を、「7,000kg運搬」するので、運搬方法の基準の適用があります。
攻略ページは、「毒物劇物取扱者の「運搬方法」のまとめ」です。
選択肢aの「2人で運転し、3時間ごとに交代し、12時間後に目的地に着いた。」ですが、正しい記述です。
選択肢の場合、「3時間ごとに交代」とあるので、結果的に、1人当たり「6時間」運転したことになります。
連続運転時間が4時間を超えているので、交代して運転する者を同乗しなくてはならなくなります。
選択肢の場合、「2人で運転」とあるので、当該基準をクリアしています。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「交替して運転する者を同乗させず、1人で連続して5時間運転後に1時間 休憩をとり、その後3時間運転して目的地に着いた。」ですが、誤った記述です。
選択肢の場合、連続運転時間が4時間を超えているので、交代して運転する者を同乗しなくてはならなくなります。
「1人で連続して5時間運転」しているので、アウトです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「車両に、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣及び保護眼鏡を1人分備えた」ですが、誤った記述です。
毒物劇物を1回につき5000kg以上運搬する際は、防護具は、「2人以上」を備える必要があります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、当該規制は、たとえ、1人しか運転しなくても、「2人以上」備えることになります。
出題実績のある規定なので、併せて、押えておきましょう。
選択肢dの「車両には、運搬する劇物の名称、成分及びその含量並びに事故の際に講じ なければならない応急の措置の内容を記載した書面を備えた」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
毒物劇物を1回につき5000kg以上運搬する際は、「応急の措置の内容を記載した書面」が必要となります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする