32問‐毒物劇物取扱者(一般)関西広域連合 令和3年度(2021年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基礎化学」の「窒素」についての問題です。「理科」の常識問題・知識問題で、文系でも、判別可能な選択肢があります。できなくても仕方がないですが、ギリギリまで、選択肢は絞り切りましょう。

32問‐窒素

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「窒素は、無色、無臭の気体で、空気中に体積比で約78%含まれる。」ですが、正しい記述です。

 「窒素」の正しい記述です。

 「窒素」の特徴である「無色、無臭の気体」と「空気中約78%」は、頻出です。選択肢丸ごとを、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「アンモニアは、工業的には触媒を用いて、窒素と水素から合成される。」ですが、正しい記述です。

 アンモニアの化学式は、「NH3」です。

 よって、窒素と水素から成る、と相なります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「一酸化窒素は、水に溶けやすい赤褐色の気体である。」ですが、誤った記述です。

 「一酸化窒素」は、常温で無色・無臭の気体で、水に溶けにくいです。

 文系には厳しいですが、今後の出題(問題の使い回し)に備えて、解けるようにはなっておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「二酸化窒素は、一酸化窒素が空気中で速やかに酸化されて生成する。」ですが、正しい記述です。

 「二酸化窒素」の正しい記述です。チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢5

 選択肢5の「硝酸は光や熱で分解しやすいので、褐色のびんに入れ冷暗所に保存する。」ですが、正しい記述です。

 「硝酸」の正しい記述です。

 危険物取扱者の第6類でも、よくよく問われるところなので、興味があるなら、押えておきましょう。

 参考:乙種6類の独学

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「正」です。

 「誤ったもの」は…、

 正解:3

 >>> 次の問題へ。

独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 過去問ですが、「関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)」の過去問に、解説を付与したものをアップしています。

 「1つ」で、「6県分」の過去問演習ができるので、ある意味、お得?かもしれません。

 他都道府県の傾向把握や、問題演習の「数」の確保にご利用ください。

 ・ 関西広域連合 令和1年度 過去問+解説

 また、毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。

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