50問‐毒物劇物取扱者(一般)関西広域連合 令和3年度(2021年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「四塩化炭素の識別方法」についての問題です。文系の人には厳しい問題ですが、ギリギリまで、選択肢を絞りましょう。今後の出題に備えて、復習だけはしておきましょう。

50問‐四塩化炭素の識別方法

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「アルコール溶液は、白色の羊毛又は絹糸を鮮黄色に染める。」ですが、誤った記述です。

 選択肢のいう鑑別方法なのは、「ピクリン酸」です。

 「ピクリン酸」は、鑑別で問われる代表的なものなので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「水溶液を白金線につけて無色の火炎中に入れると、火炎は著しく黄色に染まる」ですが、誤った記述です。

 選択肢のいうようになるのは、「水酸化ナトリウム」などの「ナトリウム」の入ったものです。

 炎色反応が「黄色」になるものは、「ナトリウム」なことを思い出してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「エーテル溶液に、ヨードのエーテル溶液を加えると、褐色の液状沈殿を生じ、これを放置すると赤色針状結晶となる。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の鑑別方法は、「ニコチン」が該当します。

 代表的な鑑別なので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「木炭とともに熱すると、メルカプタンの臭気を放つ。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の鑑別方法は、「スルホナール」です。

 憶えておくだけなので、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢5

 選択肢5の「アルコール性の水酸化カリウムと銅粉とともに煮沸すると、黄赤色の沈殿 を生成する」ですが、正しい記述です。

 「四塩化炭素」の鑑別方法です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 「5」は「正」です。

 「正しいもの」は…、

 正解:5

 当該年度の過去問は、以上です。お疲れ様でした!

独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。

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