本問は、「基礎化学」の「イオン化傾向」についての出題です。難しいところはありません。定番論点なので、確実に解けるようになっておきましょう。文系は、必ず取らないといけない問題です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
「金属のイオン化列」の語呂を憶えておけば、解けます。
文系でも解ける問題です。
「金属のイオン化列」とは、「Li K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb H Cu Hg Ag Pt Au」といったように、イオン化傾向の大きい順に並べたものです。
当該「金属のイオン化列」を憶えるには、いろいろな語呂があるはずです。
ですから、皆さんがお使いのテキストに載っている語呂で憶え、解いてください。
ちなみにわたしは「チャレンジライセンス 新訂版」を使ったので…、
「りかちゃん、かなちゃん、まあ当てにすな、ひどすぎる借金」で解きました。
りかちゃん・・・「り」はリチウム(Li)、「か」は「カリウム(K)」です。
かなちゃん・・・「か」は「Caのカルシウム」、「な」は「Naのナトリウム」です。
まあ・・・「ま」は「Mgのマグネシウム」、「あ」は「Alのアルミニウム」です。
当てに・・・「当(あ)」は「亜鉛のZn」(※)で、「て」は「鉄のFe」、「に」は「ニッケルのNi」です。
すな・・・「す」は「スズのSn」で、「な」は「鉛のPb」です。
ひどすぎる・・・「ひ」は「水素のH」で、「ど」は「銅のCu」で、「す」は「水銀のHg」で、「ぎ」は「銀のAg」です。「る」にはありません。
借金・・・これはこぎつけです。Ptはプラチナですが、白金(はっきん)と言われるので、借金と当てたのでしょう。「金」はいうまでもなく、「金のAu」です。
(※)アルミニウムと亜鉛とを混同しそうですが、亜鉛には「当て」との漢字つながり(両方とも漢字が使われている)で覚えます。
本問は、「Al(アルミニウム)、Cu(銅)、K(カリウム)、Pb(鉛)」を、イオン化傾向の大きいものに並べる問題です。
先の語呂合わせから、「4」の「K>Al>Pb>Cu」となります。
「正しいもの」は…、
正解:4
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
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