本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「物質とその性状2」についての問題です。難しい選択肢が1つありますが、それが解けなくても、残りの選択肢で、最終解答は導けます。残りの選択肢は、基本レベルなので、必ず解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ジボラン -無色の可燃性の気体で、ビタミン臭を有する。水により速 やかに加水分解する。」ですが、正しい記述です。
難しい選択肢です。
マイナーな「毒物」の「ジボラン」が問われています。
ジボランですが、無色の特異な不快臭(ビタミン臭)のある気体です。
水により加水分解して、水素ガスとホウ酸を生成します。
40~50℃に加熱すると、自然発火します。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「セレン -橙赤色の柱状結晶である。水に可溶、アルコールに不溶で あり、強力な酸化剤である。」ですが、誤った記述です。
「セレン」ですが、灰色の金属光沢を有するペレット、または、黒色の粉末です。
水には不溶で、二硫化炭素には可溶です。
「セレン」は、そこそこ出るので、基本事項は、必ず押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「弗化水素酸 -無色、無臭の可燃性の液体で、水に溶けにくく、アルコー ル、クロロホルム等に易溶である。」ですが、誤った記述です。
「弗化水素酸」は、特有の刺激臭があります。また、不燃性です。
「弗化水素酸」も、よく出ます。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。
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