本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「飛散又は漏えい時の措置」についての問題です。文系にとっては、どれも手ごわく、また、テキストにも出てこないものが多いため、手を焼きます。「捨て問」としましょう。ただ、今後の出題(問題の使い回し)に備えて、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「多量の場合、漏えい箇所や漏えいした液には水酸化カルシウム(消石灰) を十分に散布し、むしろ、シート等をかぶせ、その上に更に水酸化カルシウ ム(消石灰)を散布して吸収させる。漏えい容器には散水しない。」は、「臭素」の措置です。
文系の人は、選択肢丸ごとを、チェックしておきましょう。
選択肢bの「飛散したものは空容器にできるだけ回収し、そのあとを硫酸鉄(III)(硫 酸第二鉄)等の水溶液を散布し、水酸化カルシウム(消石灰)、炭酸ナトリ ウム(ソーダ灰)等の水溶液を用いて処理した後、多量の水を用いて洗い流 す。」は、「亜砒酸」の措置です。
復習だけはしておきましょう。
選択肢cの「多量の場合、漏えいした液は土砂等でその流れを止め、霧状の水を徐々に かけ、十分に分解希釈した後、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)、水酸化カルシ ウム(消石灰)等で中和し、多量の水を用いて洗い流す。」の「クロルスルホン酸」です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。
「a」は「臭素」です。
「b」は「亜砒酸」です。
「c」は「クロルスルホン酸」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。
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