通関士の試験に不合格だった体験記です。通関士試験では、空欄を埋める記述式の問題の足切りに遭いました。通関士の敗因をみると睡眠不測や体調で、不合格になるべくしてなった感があります。落ちるべくして落ちるのが試験。
通関士試験の不合格の原因は「高慢」。これだけです。100%ケアレスミスでした。
間違えの典型的なところでは、記述の解答で…
「〇〇の提出期限は( )」とあれば、答えには「1月」などの期間までを記入しないといけません。
対して、「〇〇の提出期限は( )月」とあれば、解答は「1」や「2」などの数字だけを答えないといけないですね。
このような、( )の前後に注意して適切な書式で解答する、という基本的なことを確認せず、ケアレスミスを犯したのでした。これ以外に、大きな間違いはないので、この記述式問題で足切りにあったと踏んでいます。
通関士試験に落ちた、というのはわたしにとって非常にいい薬になりました。そもそも、通関士は過去問ベースの演習で十分に受かる試験です。
これまで、「試験」というものを何回も受けてきたわたしにとっては、通関士のような、過去問ベースの試験というのは、「慣れきった」ものでした。4月からの勉強でしたが、4月末にはもう、さらっと過去問を流し終えてました。
過去問演習の後、(同じ事柄が何回も出題されてるなー)と踏んだわたしは、それから9月あたりまで、通関士の勉強をうっちゃっておいたのです。できそうだなーという感じだったからです。
しかし、凡ミスやケアレスミスを連発して、1回目の試験は不合格となったのでした。
自身の経験を当てにして、なめていたなあと思った事が、「調査不足」に顕著に現れていました。
足切り点/足切り制度の存在を知ったのが、9月の上旬ごろだったのです。
「・・・通関実務10問、通関業法10問・・・ね。アレ!記述にも足切り?!課目ごとだから厳しいがや!!」てな感じです。「ん。。。足切りがあるのか。択一、記述ともに6割で足切りっと・・・。ということは、ウザイ出題ばかりの択一の通関実務はキチンと抑えないとあかんな~」といった感じで、のんびりしてました。
9月上旬の出題分析で、「通関実務の択一」と「通関実務の記述」の2つが、この試験のネックになる、ココを重点的にやればよかろうと決めたのです。
明らかに遅すぎです。対策と傾向はもっと早いうちにやっておかないと、修正が効かなくなります。結果的に、上記の2つに力が入りすぎて、記述の方は、あまり時間が取れなくなり、試験日直前まで準備という形になりました。
だから、本試験前日に寝れなくなるほど、記述の勉強(追い込み)をしなくてはならなくなった、その結果、睡眠不足で本試験を受けることになり、当該睡眠不足のふらふらが、凡ミスやケアレスミスの要因となった、という塩梅です。
あまり寝ていなかったり、睡眠不足で試験を受けたことが、これまでに何度もあったので、通関士の受験の際も大丈夫だと、単純に思っておりました。
しかし、いざ試験を受けてみると、ほんとにできないのでした。
全問解答後に見直しをしたにもかかわらず、しょうもないケアレスミスを連発させていました。
「寝ていない」-これは本人の意識できないミスを続出させることを、身を持って知った次第です。
試験日前日の過ごし方は、かなり大事なことを通関士の失敗で知ったわたしなのでした。あと、もう若くないなとも思いました。
結局、前日に寝ないで勉強して、2~3点取れるようになっても、睡眠不足や体調不良で、本試験当日につまらないケアレスミスを犯して、誰もがモノにする致命的な問題を落ちしては、意味がないという寸法です。
通関士の敗因は「受験慣れ」による、高慢さが招いたものだといえる。また、自分の年齢も考えず、徹夜に近い無理をして試験に臨んだ調整ミスも敗因である。
高慢と睡眠不足は、ケアレスミスを続出させる。1個のケアレスミスあれば、その20倍の小さなミスがあると考えてもよい。馬鹿馬鹿しいミスを最も大事な本試験で犯さないためにも、次回は万全の体調と準備で合格を勝ち取りたい。
1回目の受験で不合格になった通関士の敗因は、記述式のケアレスミスだと思っていました。
しかし、再挑戦に当たって、2004年度の試験問題を解いてみたら、あり?あれれ?という、結構な間違いの感触がありました。
なにぶん、本試験の解答を詳細にメモしてないので、正確にはわかりませんが、解き直したところ、変なケアレスミスに加え、普通のミスも多かったと思います。
CIFを書いていなかったとか、計算ミスとかですね。
申告書も甘く見ていたら、足元をすくわれます。本試験になると想像以上に解けなくなるのが申告書です。
本試験となると、どうしても「あがってしまう」ので、普段の勉強から「あがり」や「緊張」の分を意識して、計算ミスと計算機操作のミスをしないように、訓練しておきましょう。
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