第26回試験の第5問『精算表』の設問4を解説するページです。当該設問は、「減価償却」を処理する問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
◇問題◇
◇問題全文◇
◇解答用紙◇
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結論から言うと、当該設問の「仕訳はこちら」です。
おなじみ「減価償却」の処理です。
期中に、固定資産の増減もないので、カンタンな部類です。
注意すべきは、本社用の備品の処理くらいです。
問題文には、「機械装置(工事現場用) 実際発生額¥82,000‐なお、月次原価計算において、月額¥7,200を未成工事支出金に予定計上している。当期の予定計上額と実際発生額との差額は当期の工事原価(未成工事支出金)に加減する。」とあります。
機械装置は、工事現場用なので、「未成工事支出金」で、処理されていることが読み取れます。
さて、本問の場合、月額¥7,200で償却しているので、年額は「7200*12」で「86,400」が、「未成工事支出金」に計上されていることになります。
要は…、
借方:未成工事支出金 86,400
貸方:機械装置減価償却累計額 86,400
…という仕訳が切られている、ってな寸法です。
しかし、実際発生額は、「82,000」です。
「86400-82000」の「4,400」の分だけ、余計に計上されていることになります。
よって、当該「4,400」を、「未成工事支出金」と「機械装置減価償却累計額」から減らせばよい、ということになります。
修正仕訳なので、仕訳は…、
借方:機械装置減価償却累計額 4,400
貸方:未成工事支出金 4,400
…と相なります。
②ですが、問題文には、「備品(本社用)・・・以下の事項により減価償却費を計上する。取得原価¥75,000 残存価額ゼロ 耐用年数5年 減価償却方法:定額法」とあります。
最も注意すべきは、本社用の備品なので、「販管費」で処理するところです。
ついウッカリして、「未成工事支出金」で処理しないようにしましょう!!
償却額は、定額法なので、普通に割り算するだけです。
「75000/5」の「15,000」が備品の償却額です。
費用の認識と、負債の増加なので、仕訳は…、
借方:販管費 15,000
貸方:備品減価償却累計額 15,000
…と相なります。
当該設問の仕訳は、「こちら」です。
あと、念のために、問題全体の答えですが…、
…こうなっています。
1問:売買目的有価証券・・・「ふつう」。
2問:営業外支払手形・・・「ふつう」。
3問:購入時材料費処理法・すくい出し方式・・・「ふつう」。
4問:貸倒処理・・・「難」。
5問:新株発行・・・「ふつう」。
1問:本支店会計・内部利益・・・「ふつう」。
2問:工事進行基準・・・「ふつう」。
3問:消費税・・・「ふつう」。
4問:配当処理・・・「ふつう」。
1問:計算問題・・・「ふつう」
理論問題・・・「ふつう」
精算表:インデックス・ポイント・・・「ふつう」。
精算表:設問1・・・「やや難」。
精算表:設問2・・・「ふつう」。
精算表:設問3・・・「難」。
精算表:設問4・・・「ふつう」。
精算表:設問5・・・「ふつう」。
精算表:設問6・・・「ふつう」。
精算表:設問7・・・「ふつう」。
精算表:設問8・・・「ふつう」。
精算表:設問9・・・「ふつう」。
精算表:設問10・・・「難」。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
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「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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