第26回‐文章問題 過去問(R1/9実施)

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は『工事進行基準』の問題です。建設業経理士2級のド定番論点です。応用的なものもないので、公式さえ暗記していれば、即断に解けるはずです。計算ミスだけに注意して解いてください。

第2問‐工事進行基準

 ◇問題◇

 

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解説

 結論から言うと、「答えはこちら」です。

 本問のレベルは「ふつう」です。

 ところで、「借方」は「左がわ」で、フォーク・お茶碗・スマホを持つ方です。

 対して、「貸方」は「右がわ」で、ナイフ・お箸を持ったり、配偶者を小屋を掃除するときの方です。

ポイント

 兎にも角にも、下の画像のド定番公式を暗記するだけです。

 前期分については…、

 

 …この公式を使用します。

 んで、当期は、「工事原価の見積」に変更があるので…、

 

 …この公式を使用します。

 後は、数字を入れて、計算機を叩くだけです。

計算1‐前期の計算

 まず、前期の「完成工事高」を計算しましょう。

 先述したように、使う公式は…、

 

 …です。

 問題文には、「前期に着工した請負金額¥17,000,000のA工事については、工事進行基準を適用して収益計上している。前期における工事原価発生額は¥2,601,000であり…(略)…工事原価総額の見積額は当初¥14,450,000であった」とあります。

 公式に数字を入れると…、

 「17000000*2601000/14450000-0」で「3,060,000」となります。

 最後の「0」を、忘れないでください。

計算2‐当期の計算

 んでは、当期の計算に入ります。

 先に言ったように、問題文に「当期において見積額を¥15,130,000に変更した。」とあるように、当期では、工事原価の見積りに変更があります。

 変更がある場合、修正後の工事原価で計算することになります。

 よって、分母には、「15,130,000」を使用します。

 んで、当期の工事原価発生額は、「2,601,000」です。

 使う公式は…、

 

 …です。

 数字を代入すると…、

 「17000000*(2601000+8746500)/15130000-3060000」の「9,690,000」となります。

 当該「9,690,000」が、当期の完成工事高です。

 なお、最後の引き算の工事収益累計額の「-3060000」ですが、とても忘れやすいので、配偶者とリビングで2人きりにならないくらいの注意が必要です。

こたえ

 答えは…、

 

 …です。

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26回

 インデックス

第1問:仕訳

 1問:売買目的有価証券・・・「ふつう」。

 2問:営業外支払手形・・・「ふつう」。

 3問:購入時材料費処理法・すくい出し方式・・・「ふつう」。

 4問:貸倒処理・・・「難」。

 5問:新株発行・・・「ふつう」。

第2問:文章問題

 1問:本支店会計・内部利益・・・「ふつう」。

 2問:工事進行基準・・・「ふつう」。

 3問:消費税・・・「ふつう」。

 4問:配当処理・・・「ふつう」。

第3問 計算問題

 1問:計算問題・・・「ふつう」

第4問 個別問題

 理論問題・・・「ふつう」

 完成工事原価報告書・・・「ふつう」

第5問 総合問題

 精算表:インデックス・ポイント・・・「ふつう」。

 精算表:設問1・・・「やや難」。

 精算表:設問2・・・「ふつう」。

 精算表:設問3・・・「難」。

 精算表:設問4・・・「ふつう」。

 精算表:設問5・・・「ふつう」。

 精算表:設問6・・・「ふつう」。

 精算表:設問7・・・「ふつう」。

 精算表:設問8・・・「ふつう」。

 精算表:設問9・・・「ふつう」。

 精算表:設問10・・・「難」。

PDF過去問の閲覧

 結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。

 とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。

 受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。

独学向け教材

 教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、

 簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。

 簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、

 過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。

 建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。

 ところで、電卓です。

 100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。

 高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。

 簿記2級では必須の高品質電卓と避けるべきペラペラ計算機

 左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。

 高品質な計算機

 考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。

建設業経理士2級のこまごましたもの

 建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。

 合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。

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