本問は『購入時材料費処理法・すくい出し方式』の仕訳。第26回試験の第1問‐仕訳問題の3問目。本問は『購入時材料費処理法・すくい出し方式』の仕訳。第26回試験の第1問‐仕訳問題の3問目。難しい語句が使われていますが、テキストにて、どんな処理をしたかを思い出せば、解答できるはずです。本問も、定番問題化しているので、できなかったら、キッチリ憶えてしまってください。
◇問題◇
◇勘定科目群◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
ところで、「借方」は「左がわ」で、フォーク・お茶碗・スマホを持つ方です。
対して、「貸方」は「右がわ」で、ナイフ・お箸を持ったり、配偶者を寄り切るときの方です。
問題文には、「材料費については購入時材料費処理法を採用し、仮設材料の消費分の把握については、すくい出し方式によっている。」とあって、面食らう人が多いはずです。
(購入時材料費処理法??・・・すくい出し方式???)なわけですが、詳しくは、知っていなくても、テキストにあった処理を思い出しつつ、解答してみてください。
「購入時材料費処理法」ですが、これは、材料費を買ったときは、即、その全額を「未成工事支出金」で処理する方法です。
んなもんで、本問の前提には…、
借方:未成工事支出金 ○○○
貸方:現金とか ○○○
…といった仕訳が切られている、ってな次第です。
要は、本問の前提として、「借方」に、いくらかの「未成工事支出金」が計上済み、ってな寸法です。
「すくい出し方式」ですが、これは、仮設材料に消費した全額を、いったん「未成工事支出金」で処理し、工事完了後、返却された仮設材料の評価額を「貯蔵品等」に計上する方式です。
…文章で見ると難解ですが、仕訳は、カンタンです。
要は、既に計上されている未成工事支出金を減らして、返ってきた仮設材料を計上するだけだからです。
返ってきた仮設材料を計上しましょう。
問題文には、「仮設材料の評価額は¥360,000」とあります。
「使用勘定科目」を見ると、「材料貯蔵品」があるので、これで、仕訳を切る事になります。
資産の増加なので、仕訳は…、
借方:材料貯蔵品 360,000
…となります。
さて、材料費ですが、先に、「材料費を買ったときは、即、その全額を「未成工事支出金」で処理する」と述べました。
んなもんで、仮設材料も、「未成工事支出金」に計上されていたわけです。
ですから、返ってきた仮設材料(消費されなかった仮設材料)の分を、減らすことになります。
費用の減少なので、仕訳は…、
貸方:未成工事支出金 360,000
…となります。
先の仕訳を合体すれば…、
借方:材料貯蔵品 360,000
貸方:未成工事支出金 360,000
…と相なります。これが答えです。
記号を付せば、答えは…、
…です。
1問:売買目的有価証券・・・「ふつう」。
2問:営業外支払手形・・・「ふつう」。
3問:購入時材料費処理法・すくい出し方式・・・「ふつう」。
4問:貸倒処理・・・「難」。
5問:新株発行・・・「ふつう」。
1問:本支店会計・内部利益・・・「ふつう」。
2問:工事進行基準・・・「ふつう」。
3問:消費税・・・「ふつう」。
4問:配当処理・・・「ふつう」。
1問:計算問題・・・「ふつう」
理論問題・・・「ふつう」
精算表:インデックス・ポイント・・・「ふつう」。
精算表:設問1・・・「やや難」。
精算表:設問2・・・「ふつう」。
精算表:設問3・・・「難」。
精算表:設問4・・・「ふつう」。
精算表:設問5・・・「ふつう」。
精算表:設問6・・・「ふつう」。
精算表:設問7・・・「ふつう」。
精算表:設問8・・・「ふつう」。
精算表:設問9・・・「ふつう」。
精算表:設問10・・・「難」。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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