第26回‐仕訳過去問(R1/9実施)

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は『購入時材料費処理法・すくい出し方式』の仕訳。第26回試験の第1問‐仕訳問題の3問目。本問は『購入時材料費処理法・すくい出し方式』の仕訳。第26回試験の第1問‐仕訳問題の3問目。難しい語句が使われていますが、テキストにて、どんな処理をしたかを思い出せば、解答できるはずです。本問も、定番問題化しているので、できなかったら、キッチリ憶えてしまってください。

第3問‐購入時材料費処理法・すくい出し方式

 ◇問題◇

 


 ◇勘定科目群◇

 

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解説

 結論から言うと、「答えはこちら」です。

 本問のレベルは「ふつう」です。

 ところで、「借方」は「左がわ」で、フォーク・お茶碗・スマホを持つ方です。

 対して、「貸方」は「右がわ」で、ナイフ・お箸を持ったり、配偶者を寄り切るときの方です。

ビックリしない

 問題文には、「材料費については購入時材料費処理法を採用し、仮設材料の消費分の把握については、すくい出し方式によっている。」とあって、面食らう人が多いはずです。

 (購入時材料費処理法??・・・すくい出し方式???)なわけですが、詳しくは、知っていなくても、テキストにあった処理を思い出しつつ、解答してみてください。

購入時材料費処理法

 「購入時材料費処理法」ですが、これは、材料費を買ったときは、即、その全額を「未成工事支出金」で処理する方法です。

 んなもんで、本問の前提には…、

 借方:未成工事支出金 ○○○

 貸方:現金とか ○○○

 …といった仕訳が切られている、ってな次第です。

 要は、本問の前提として、「借方」に、いくらかの「未成工事支出金」が計上済み、ってな寸法です。

すくい出し方式

 「すくい出し方式」ですが、これは、仮設材料に消費した全額を、いったん「未成工事支出金」で処理し、工事完了後、返却された仮設材料の評価額を「貯蔵品等」に計上する方式です。

 …文章で見ると難解ですが、仕訳は、カンタンです。

 要は、既に計上されている未成工事支出金を減らして、返ってきた仮設材料を計上するだけだからです。

仕訳1

 返ってきた仮設材料を計上しましょう。

 問題文には、「仮設材料の評価額は¥360,000」とあります。

 「使用勘定科目」を見ると、「材料貯蔵品」があるので、これで、仕訳を切る事になります。

 資産の増加なので、仕訳は…、

 借方:材料貯蔵品 360,000

 …となります。

仕訳2

 さて、材料費ですが、先に、「材料費を買ったときは、即、その全額を「未成工事支出金」で処理する」と述べました。

 んなもんで、仮設材料も、「未成工事支出金」に計上されていたわけです。

 ですから、返ってきた仮設材料(消費されなかった仮設材料)の分を、減らすことになります。

 費用の減少なので、仕訳は…、

 貸方:未成工事支出金 360,000

 …となります。

仕訳合体

 先の仕訳を合体すれば…、

 借方:材料貯蔵品 360,000

 貸方:未成工事支出金 360,000

 …と相なります。これが答えです。

まとめとこたえ

 記号を付せば、答えは…、

 

 …です。

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26回

 インデックス

第1問:仕訳

 1問:売買目的有価証券・・・「ふつう」。

 2問:営業外支払手形・・・「ふつう」。

 3問:購入時材料費処理法・すくい出し方式・・・「ふつう」。

 4問:貸倒処理・・・「難」。

 5問:新株発行・・・「ふつう」。

第2問:文章問題

 1問:本支店会計・内部利益・・・「ふつう」。

 2問:工事進行基準・・・「ふつう」。

 3問:消費税・・・「ふつう」。

 4問:配当処理・・・「ふつう」。

第3問 計算問題

 1問:計算問題・・・「ふつう」

第4問 個別問題

 理論問題・・・「ふつう」

 完成工事原価報告書・・・「ふつう」

第5問 総合問題

 精算表:インデックス・ポイント・・・「ふつう」。

 精算表:設問1・・・「やや難」。

 精算表:設問2・・・「ふつう」。

 精算表:設問3・・・「難」。

 精算表:設問4・・・「ふつう」。

 精算表:設問5・・・「ふつう」。

 精算表:設問6・・・「ふつう」。

 精算表:設問7・・・「ふつう」。

 精算表:設問8・・・「ふつう」。

 精算表:設問9・・・「ふつう」。

 精算表:設問10・・・「難」。

PDF過去問の閲覧

 結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。

 とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。

 受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。

独学向け教材

 教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、

 簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。

 簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、

 過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。

 建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。

 ところで、電卓です。

 100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。

 高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。

 簿記2級では必須の高品質電卓と避けるべきペラペラ計算機

 左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。

 高品質な計算機

 考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。

建設業経理士2級のこまごましたもの

 建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。

 合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。

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