二級ボイラー技士 過去問+解説:令和7年4月の第32問目の解説。本問は、「ボイラー室」を問う問題です。これまた、「法令」で定番の論点で、同じような問題が繰り返し出題されています。必ず取れるようになりましょう。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
ボイラーの各数字は、昔からの定番論点です。
憶えるだけで点が取れるので、数字はすべて、押えておきましょう。
選択肢1の「ボイラーは、原則として、その最上部から天井、配管その他のボイラー の上部にある構造物までの距離は、1.2m以上なければならない。」ですが、正しい記述です。
「天井・・・1.2m以上」は、定番の数字です。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「伝熱面積が5m2の蒸気ボイラーは、ボイラー室に設置しなければならな い。」ですが、正しい記述です。
本問は、「ボイラー室に設置しなくていいボイラー」から考えると、早いです。
「伝熱面積3m2以下のボイラー」は、ボイラー室に設置しなくていいです。
本問では、「5m2」なので、ボイラー室に設置することになります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「ボイラーの排ガスの観測窓をボイラー室に設置できないときは、原則と して、複数のボイラー取扱作業主任者を選任しなければならない。」ですが、誤った記述です。
まずもって、選択肢のような規定は、「ない」です。
テキストを読んでおけば、(こんな規定、あったか~?)となったはずです。
また、ボイラー室には、「ボイラー取扱作業主任者が燃焼が正常に行われていることを容易に監視することができる措置」を備え付けなくてはいけません。
しかし、そうできないからといって、選択肢のように「複数のボイラー取扱作業主任者を選任しなければならない」とは、ならないです。
深く考えないようにしましょう。出題者のハッタリですわ。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「ボイラー室に燃料の重油を貯蔵するときは、原則として、これをボイ ラーの外側から2m以上離しておかなければならない」ですが、正しい記述です。
ボイラーと燃料タンクは、2m以上離れてないといけません。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「法令に適合している ものはどれか?」です。
「A」は「正」です。
「B」は「正」です。
「C」は「誤」です。
「D」は「正」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
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