二級ボイラー技士 過去問+解説:令和7年4月の第29問目の解説。本問は、「ボイラーの熱損失」について問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
主な「熱損失」には…、
・排ガスによるもの。(熱損失中、最も大きい。)
・放熱によるもの。
・蒸気や温水の漏れ。
・燃え殻の未燃分。
・不完全燃焼によるもの。
…があります。
選択肢1の「ガス熱による損失がある。」ですが、正しい記述です。
いわゆる、排ガスに熱が奪われてるわけです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「不完全燃焼ガスによる損失がある。」ですが、正しい記述です。
先のリストにあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「ボイラー周壁からの放散熱による損失がある。」ですが、正しい記述です。
いわゆる、放熱による熱損失ですね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「熱損失を少なくするためには、空気比を大きくする必要がある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「空気比を大きくする必要」のところです。
空気比を大きくすると、空気に熱が奪われてしまいます。
熱損失対策には、「できるだけ少ない空気(低空気比)で完全燃焼させる」です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢5の「熱伝導率が小さく、かつ、一般に密度の小さい保温材を用いれば熱損失を 小さくできる」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。常識的に判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
「5」は「正」です。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト
」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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