二級ボイラー技士 過去問+解説:令和7年4月の第16問目の解説。本問は、「ディフューザポンプ」の問題です。知ってさえいれば解ける問題なので、文系は必ず点にしないといけません。難易度は「ふつう」です。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「カニカルシール式の軸は、水漏れがないことを確認する。」ですが、正しい記述です。
「メカニカルシール式」ですが、これは、「ディフューザポンプの軸」の密封(シール)の方式の1つです。
選択肢の言うように、「メカニカルシール式」の場合は、「水漏れがないことを確認」となっています。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、もう1つ方式があって、それは、「グランドパッキンシール式」といい、「運転中に少量の水が連続して滴下する程度にパッキンを締め、なおかつ、締めしろが残っていることを確認する」です。
定番論点なので、併せて、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「起動は、吐出し弁を全閉、吸込み弁を全開にした状態で行い、ポンプの回 転と水圧が正常になったら吐出し弁を徐々に開き、全開にする。」ですが、正しい記述です。
よく出るところです。
起動時は…、
・吐出し弁を全閉、吸込み弁を全開
…です。
“こういうもの”として押えるしかないですね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「運転中は、ポンプの吐出し圧力、流量及び負荷電流が適正であることを確 認する。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
そうしない理由がないですよね。難しく考えないで、解答してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「起動後、ポンプ内及びポンプ前後の配管内の空気を徐々に抜く。」ですが、誤った記述です。
全体的に間違っています。そういう規定は、「ない」です。
「ポンプ内及びポンプ前後の配管内の空気」ですが、“運転前”に十分に抜いておく必要があります。
内部に空気が入ると機能が低下するので、空気を十分に抜く必要があります。
また、ポンプ内に空気溜まりがある状態で起動すると、配管に振動が起こり、故障の原因となりかねません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢5の「運転を停止するときは、吐出し弁を徐々に閉め、全閉にしてからポンプ駆 動用電動機を止める。」ですが、正しい記述です。
「停止」のときですが、「吐出し弁を徐々に閉め、全閉」です。
「起動」ともども、よく出るので押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
「5」は「正」です。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト
」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
サブ機として、試験後も活躍するはずです。
amazon参考‐Fire HD
二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
★みんなとシェアする