二級ボイラー技士 過去問+解説:令和7年4月の第3問は、「貫流ボイラー」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢の「蒸気ドラム及び水ドラムがなく、管系部材で構成される。」ですが、正しい記述です。
貫流ボイラーは、「管系だけ」で構成されており、蒸気ドラム及び水ドラムも必要ありません。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢の「同容量の丸ボイラーと比べ、起動から所要蒸気を発生するまでの時間が 長い。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「時間が 長い」のところです。
正しくは、「時間が 短い」です。
貫流ボイラーは、伝熱面積のわりに保水水量が少ないので、短時間で蒸気が発生します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢の「同容量の丸ボイラーと比べ、据付面積は大きくなるが、全自動化された ものが多い。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「据付面積は大きくなる」のところです。
貫流ボイラーは、管系統しかないので、配置の自由度が高く、コンパクトに仕上がります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢の「負荷変動によって大きい圧力変動を生じやすいので、給水量及び燃料量 に対して応答の速い自動制御装置を必要とする」ですが、正しい記述です。
テキストそのとおりの記述です。
貫流ボイラーは、「高圧大容量」のボイラーであることをからしても、良質の自動制御装置が必要だと推測できるかと思います。
逆を言えば、高圧大容量なんだから、「良質の自動制御装置」のない方が困りますよね。
よって、選択肢は、「正」となります。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト
」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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