独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

減価償却費

わたくしたちは、費用性資産なのでございます。
わたくしたちは、毎年、毎日、日々減価しているのでございます。
そして、恐ろしいことに、わたくしたちは「定率法」にて償却されるべき性質なのでございます。
定額法ではないところがミソでございます。
生産高比例法でもない点がミソでございます。
毎日ごろごろしているから、償却が少ないというわけでもなく、
生み出した率に応じて、償却されるものでもないのでございます。
何をしようとも、何かをしてなくても、償却は償却なのでございます。
定率法でございますから、一気に老け込んでいくのでございます。
そして、ある程度老け込めば、ラックリ償却されるのでございます。
わたくしたちは毎年、定率法で20%ずつ償却されているのでございます。
コレは恐ろしいことでございます。
若さがスグに失われるのは、定率法で償却されているからでございます。

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メールのデータを全消去

世の中、無用なものが多いのでございます。
しかし、無用とは、一見してもわからないからタチが悪いのでございます。
わたくしたちは、「じつは」無用なものに囲まれて、暮らしているのでございます。
先日、携帯の受信メールを全て、消去してしまいました。
「消しますか?」
「はい」
わたくしとしては、フォルダに振り分けられた、ごく一部のメールを消去したかったのでございます。
はい、みなさまのご想像の通り、間違えて全てのメールデータを消去するボタンを押してしまったのでございます。
消去中、の表示時間が長いのぅと、画面いっぱいに広がる消しゴムのなめらかな動きに見惚れていたのでございます。
そのときばかりは、ありふれたアニメーションの演出でも心の響いたのでございます。虫の知らせでございましょうか。。。
Σ(゚Д゚;) もしかしたら?、と思っても後の祭りでございます。
大切にしていたメール、取引メール、応答メールなどは、全てなくなってしまったのでございます。
がっくりきたのでございます。。。しかし、よく考えてみれば、、、
二度も三度も、読んだメールなんて全体の5%にも満たないのでございます。
ほとんどなかったのでございます。
どういうメールを残しておきたかったかのか?
思い起こしてみても、そんなにないのでございます。
ただ、情の絡んだメールは残しておきたかったなぁと、思ったくらいでございます。
しかし、そんな情のからむ内容は、メールですませずに、手紙かハガキですべきだと考え直したのでございます。
電子メールなんて、操作ひとつで消えてしまうものでございます。
そんなものに自分の大切ななにかを託して、残すにはあまりに貧弱な機械なのでございます。
間違っての全消去でございましたが、逆に、言いようのないスッキリ感を味わってしまったのでございました。

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味加減はさじ加減

味加減はさじ加減でございます。
一杯・二杯のさじ加減でお料理は引き立つものでございます。
隠し味も、さじ加減でございます。
カレーに、シチュウにお味噌や醤油を入れると、ぐっと風味が増すものでございます。
人生の妙味も、さじ加減でございます。
スプーンの加減で、人生模様は変わるものでございます。
この世には、さまざまなお料理があるものでございます。
殿方は、味も素っ気もない玄米かもしれません。
奥方は、あぶっらこい霜降りステーキかもしれません。
上司や取引先は、バタータップリのおフランス料理かもしれません。
すべて、これ、お料理なのでございます。
すべて、これ、注文していないお料理なのでございます。
しかし、食べなければならないものでございます。
わたくしたちは、そのお料理群に小さじ一杯の、、、
お塩やお砂糖を入れるくらいが関の山でございます。
そう思うと、肩の荷が軽くなるものでございます。
ときには、クソぶっかけたくなる野郎に出会うこともございましょう。
そのときは、おミソで代用しましょう、ということでございます。

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