独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

内面を知る

内面、てな事を言い出しましすと事のほか、深そうなテーマかしらん、と思われでしょうが、もっと単純でございます。
勉強というのは、ときにやりたくなるものでございます。
やりすぎた後で訪れる、燃え尽き症候群以外にも、やりたくなくなるものでございます。
周期的に誰だって、「やりたくないなぁ」という気持ちを、押さえ難くなるのでございます。
勉強をしたくないなぁ、気乗りがしないなぁと思うようになったのは、実のところ、ほかのことをしたい気持ちと表裏一体ということに他ならないのでございます。
ときに、この「ほかにしたい何か」が、実にいい気分転換に成ったり励みになったりするので、無視しておけません。
「ほかにしたいこと」が、ググッと勉強に本腰を入れるきっかけだったりするのです。
やりたくねえなぁとおもいつつ、ワインをがぶがぶやってたら、フト昔のアレでアレな事思い出し、「へへ。。。こんなことで、負けられない!」と明日のジョーのように燃え出すこともあるのでございます。
勢いというものは、必ずございます。それは、人為で何とかなる勢いと、どうにもならない勢いという、ふたつがございます。
前者は、自分で発破をかけたり、自己管理を厳しくするなり、飴とムチを使うなりして、人工的に作り上げる勢いでございます。
対して、後者は、どんなに自分から気合を入れようとしても、うんともすんとも行かない勢いの事でございます。
強さは、後者の方が大きいのです。
勉強というのは、淡々がベースでございますが、ググっと実力が伸びだす時期があるのでございます。
このグンと伸びるときのはじめになるのが、「ほかにやりたいこと」であったりするのです。ドカーンとくる。
やりたくないなぁ、と思うようになれば、ほかに何をしたいのかを知ることでございます。「ほかの何か」の方に何かを感じるなら、そっちに身を委ねるのもよいのでございます。
ときに、〇〇がしたいと思えども、勉強を代替としてやってみると、つまらなさを如実に感じ、以後、それにて時間を浪費することがなくなったりします。夢から醒めたように、「つまらんことしてたなぁ」とキッパリ悪癖を絶ってしまうこともあるのです。
「勉強を嫌がる」のは、100%悪いことではないのでございます。それは、その気分の裏深いところで、何かの変化を生み出す可能性のあることを、ご理解いただけたらと思います。

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バカじゃない

基本的にお勉強というのは、バカだからできないというわけではないのでございます。
日本語の読み書きさえできれば、あとはその試験の要求する物事をコツコツとおさえていけばいいのでございます。
勉強ができないというのは、アタマの良し悪しではなく、性格に準ずることを理解すると、一層自分の落とし穴がわかるのでございます。
お勉強にあわない性格は、ナマケモノでございます。
お勉強に求められる力は、はっきりいえば、計画力と整理整頓する力でございます。
ナマケモノというのは、このふたつに全く相反するのでございます。
試験勉強というのは、長丁場になりますので、計画性がなければ最後まで遣り通すことができません。
『この日までにテキストを終わらせて、問題集の復習を始める、おっとこのあたりでだれるだろうから、完全休息日を設けておこう、としたらこの日の前後はもっと根を詰めて休みの日を拡大して、ちょっと小旅行にでも行こうかしら。。。」などなどと、考えられるかどうかでございます。
まあ、これは極端な例ですが、勉強というものを今日・明日だけのものと考えていなければよいのでございます。
整理整頓というのは、自分が憶えやすいよう、理解しやすいように考える事でございます。
テキストというのは一応の整理がついていますが、それだけで憶えるなんてできない相談でございます。
テキストは、試験に出る事を網羅しているだけなのでございます。わたくしたちは、「自分」の力に応じてこれらをマスターしてゆけばいよいのでございます。
「コレは頻出、コレは過去問にもでていた、これはよくわからんので飛ばす」など、自分の出来不出来に因り並び替えたり置き換えたりしているものでございます。
勉強の過程とは、自分の実力に準じて、テキストを『整理』しているものなのでございます。
部屋の掃除はできないけれど、車だけは丁寧に洗う人なら、十分な素質がありです。きちょうめんさを拡大していけばよいのでございます。ケイタイのアドレス管理だけはシッカリする人なども同じく。

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口にだしてみる

わからないなぁと思ったら、口にだしてみるのがよいのでございます。
なにも鉛筆と本の上だけの、沈黙の作業だけが勉強ではないのでございます。
ぼそりと声に出してみればよいのでございます。「アニャララウニャララ・・・なんじゃこら?」と1人ツッコミを入れるのもいいでしょう。「。。。知らんわ、ボケ!」
隣で寝ている人は、最初ビクッとして訝るでしょうが、次第に慣れるものでございます。
といいますのも、口にしてスラスラ読めないことが、明確な「理解できていない」証拠なのでございます。
わからないところにまずは実感を持つことでございます。「ここがわからない」「どうすればいいかわからない」これだけで、取っ掛かりは大きくなるのでございます。
声に出してみてスラスラ読めないところは、理解の及んでいないところ、詰まってしまうところは穴なのでございます。
イマイチ乗り気がしないところ、苦手科目・単元のところというのも同様、音読してみると読めないものでございます。
それに、基本的に口にだした方が、記憶に残るものでございます。
「ジュゲムジュゲムゴコウニスリキレ海砂利水魚のフウライマツウンライマツスイライマツ、パイポパイポ。。。」という親バカをくすぐる「寿限無」がございますが、こんなに長い名前をアタマだけで憶えようとしても不可能でございます。
節をつけ声に出すから、憶えることができるのでございます。
考えるだけ、アタマの中で反芻するだけは、即、忘却の海に流されると決め付けてください。
それだけでは、99%忘れます。試してください、「今日の朝ごはんは〇〇と〇〇」と声に出していうのと、アタマだけで思うのとどちらが記憶に残るかを。
洗剤買わなくちゃ、と思うだけのと声に出してみるのとを。
アタマだけで考えるというのは、すぐに考えれる分、スグに忘れるのです。声に出すというのは、それだけで脳みその中の滞留率が高まるのでございます。
黙読と音読の時間の食いようをみれば、即断かと存じます。
よく知っている事は、黙読の思考だけで結構、逆によく知らないこと・わからないこと、苦手・不安な箇所は、声に乗せて時間をかけて読み込むがよいのでございます。
まずは声に出して読んで見ることでございます。

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