勉強して何らかの利・成果を得ようとするのなら、やはり、苦労をしなくてはいけません。
何の苦労もせずに得られるもの(資格)は、あまり評価されません。
ですから、眠い目をこすってテキストを読み直したり、気力を揺り起こして過去問を解いたりするときも、当然あるでしょう。
お勉強においては、苦労は、あるのでございます。
しかし、絶対に勘違いしてはいけないことがあります。
それは、苦労をしたら受かるわけではない、ということです。
苦労に苦労を重ねて成功する、というのは、「お話」や「ドラマ」の演出でしかありません。
ただ、盛り上がるから、そうしているわけです。実際、何の伏線もなくストレートに主人公が成功したり、若い男女がゴールインしたりしたら、つまらなさ極みの作品となるのは自明です。
実際問題、わたしたちの現実では、苦労に苦労したからといって、必ず成功したりうまくいったりするわけでは、決してないのでございます。
もう一度言いますが、苦労したからといって、試験に受かるわけではないのです。
ですから、日々のお勉強に、相当苦労しているのに、結果がぱっとしないときは、考えないといけません。
どうしたら、苦労せずにできるのか?、とです。
もっと言うと、どうすれば、もっと楽にできるのか?、と考えます。
もっと正確に言うと、それに苦労する価値はあるの?と、費用対効果を考えないといけないのです。
がんばったり努力することを、貶める意図は少しもありません。
それらは、成功や合否に、欠かすことのできない要素です。
しかし、「うまくやる」「適切にやる」「要領よくやる」「要求されている事にストレートに応える」ことも、重要な要素であります。
勉強が実に苦しい、めんどくさい、うまくいかない、苦労しているという方は、ちょっと立ち止まって、やり方を変えるべきでございます。
もっと簡単に、要領よくできないかを模索するのも、大事な“お勉強”なのでございます。
さて、苦しい勉強に満足感や達成感を感じている方がおりましたら、それは、誤っていると助言したく思います。
勉強のみならず、人生がいつか破綻するよと、老婆心ながら申し上げたく存じます。
2013年9月20日 12:36 PM
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