宅建の合格基準点は、おおむね「35点」と言われている。しかしながら、過去のデータを見ると、「35点」という数字は、「仮」のものとして、こだわらない方がよい。以下、合格基準点について、宅建の本試験の直前期に読んでおくとよいことを説述する
結論を言うと、本試験の時は、何点取れたかより、取れる問題を1問も落とさない方が大事、といった次第です。
試験問題を解き終えると、自己採点用に、自分が何点取れているか、数えるかと思います。
その際の注意事項を、以下に述べておきます。直前対策に。
宅建の合格基準点は、おおむね「35点」と言われています。
しかし、本試験を受ける際は、この数字に拘泥してはいけません。
過去10年の試験データを見てみれば、合格基準点は、「31点から37点」と、かなりの「幅」があります。
つまりは、「35点」取れても、落ちている年度もあるわけです。
挙げるなら、平成30年度(37点)、平成23年度(36点)がそうです。
傾向がいつ変わるか、誰にもわかりません。昨今では、おおむね「35点」もあれば、受かりますが、皆さんが受ける試験でそうなるとは、断言できません。
先入観に囚われず、本試験に臨むべきです。
点数を勘定して、「35点」取れたからといって、安心してはいけません。
合格基準点が、36点、37点、または、それ以上になる可能性は、厳然として、あるからです。
安心するのは、試験が終わってから。
徹底的に見直しして、ケアレスミスを根絶し、1点でも多く、点を確保してください。
反対に、「35点」取れなかったからといって、“勝手に”絶望してはいけません。
過去のデータからすると、「35点」を下回る年度の方が、多いです。
過去のデータを見ると、平成27年度(31点)、平成26年度(32点)、平成25年度(33点)、平成24年度(33点)、平成22年度(33点)、平成21年度(33点)、平成20年度(33点)の試験では、「35点」取れなくても、受かっています。
35点取れてないからといって諦めるのではなく、それでも、1点が取れるよう・確保するよう、見直しに全力を上げるべきです。
1~2問は、解ける問題があるものです。
繰り返しますが、「35」という数字は、「仮の数字」でしかありません。
試験の傾向が変われば、点数が大幅に落ちて、「30点」になってもおかしくないですし、上がって「38点」「39点」「40点」となっても、少しも、遜色ないです。
「宅建初級」等々で述べていますが、宅建の合格は、点数ではなく、目の前の試験問題のうち、取れる問題をいかに落とさなかったかで決まることを念頭に、本試験に臨んでください。
本試験中は、無闇に安心するのも、勝手に絶望するのも、ご法度です。
2019年7月27日 3:48 PM
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