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毒物劇物取扱者の「表示と標識」のまとめ‐法規

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

毒物劇物取扱者試験の「法規」の論点「表示と標識」のまとめ。ほぼ毎年出る論点。憶えておいて損はない。憶え方もあり。

毒物劇物取扱者試験の「法規」の論点「表示と標識」のまとめです。

毎年・毎回、試験に出るところです。

ひっかけ問題もあるので、正確に憶えて、確実に1点を確保しましょう。

表示

「表示」の条文は…、

毒物劇物営業者及び特定毒物研究者は、毒物の容器及び被包に、「医薬用外」の文字及び赤地に白色をもつて「毒物」の文字を表示しなければならない。』

毒物劇物営業者及び特定毒物研究者は、劇物の容器及び被包に、「医薬用外」の文字及び白地に赤色をもつて「劇物」の文字を表示しなければならない。』

…となっています。

出題ポイントは、先の下線部分です。

んでは、以下に、憶え方やポイントを、説述していきます。

毒物劇物営業者及び特定毒物研究者

まず、「毒物劇物営業者及び特定毒物研究者」のところに、注意してください。

表示規制は、毒物劇物営業者及び特定毒物研究者の両者に課せられています。

ひっかけで、「毒物劇物営業者は、毒物の容器及び被包に、「医薬用外」の文字及び赤地に白色をもつて「毒物」の文字を表示しなければならないが、特定毒物研究者にはその義務がない。」などと出題されます。

結構、アレレとなります。

両者とも規制が課せられているので、正確に憶えてください。

医薬用外

当該「医薬用外」ですが、ド級のひっかけポイントです。

医薬部外品」とか「医薬品」とか「医薬用」とか「医療用外」などと、ペテンに等しい文言が繰り出されています。

ひっかけに惑わされず、「医・薬・用・外」の4文字を、きっちり正確に、意識して憶えこんでください。

ホント、当該『医薬用外』は、出ます!

ここだけは漫然と憶えず、意識して「い・やく・よう・がい」とガチ暗記してください。

毒物

下地と文字色を憶えるコツは、「目立つかどうか」です。

毒物は、赤地に白色をもつて「毒物」と表示されます。

背景が「赤」の方が、赤色がどーんと目に入りますから、注意喚起の力は「大きい」です。

んで、毒物の方が、劇物よりも危険です。

だから、毒物の表示を“より目立つ”赤地に白文字としているわけです。

劇物

先に挙げた「毒物」を、まず、正確に憶えましょう。

「劇物」は、その「」と憶えるだけです。

そう、「毒物」が「赤地に白文字」であり、「劇物」はその「逆」なのですから・・・、

「赤地→白地」に変換。

「白文字→赤文字」に変換。

・・・といった寸法です。

解答時には、余白に「毒物、赤地に白文字」とメモ書きしして、「劇物、その逆」とメモして、選択肢の判別をすればいいでしょう。

両方憶えると、何気に混同してしまうので、まず、毒物の規制をしっかり覚えるのが間違わないコツです。

標識について

「標識」とは、毒物劇物を運搬するときの規制です。

毒物劇物を運搬する際は…、

車両の前後の見やすいところに

0.3メートル平方の板に

黒地に白文字で

「毒」

…と記載した標識を掲げる必要があります。

上記太文字は、頻出なので、それぞれ憶えてください。

車に乗る人は、先の黒地・白文字で「毒」の標識を付けたタンクローリーやトラックが走っているのを、見たことがあると思います。

ない人は、今度の週末、国道沿いで12時間ほど立ってください。1台くらいは通ります。

さて、当該論点には、いくつかの注意点あります。

運搬の標識は、すべて「毒」です。

つまり、「劇物」を運ぶときでも、「毒」の標識を付ける、といった次第です。

ひっかけ問題で、「劇物を運搬する際は、車両の前後の見やすいところに、黒地・白文字で「」の標識を付けなくてはならない。」などと、出題されています。「×」です。

劇物だろうと、運搬の場合は、「毒」のみです。

また、先に見た「表示」の際の「色」と混同しないでください。

毒物劇物の被包等への「表示」は、「赤・白」「白・赤」です。

毒物劇物の運搬時の「標識」は、「黒・白」です。

ひっかけ問題で、「劇物を運搬する際は、車両の前後の見やすいところに、赤地・白文字で「」の標識を付けなくてはならない。」などと、出題されます。

ついウッカリしてしまうので、「表示」と「標識」を整理して憶えましょう。

ところで、勉強方法等は「毒物劇物取扱者の独学」を、使用教材については「教材レビュー」を参考ください。

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