平成29年度(2017年度)の2電工・技能試験の候補問題10の山場は、「確認表示灯の同時点滅」。ここは、理屈を押さえた後で丸暗記。文系ド素人は、考えていると時間がなくなる。ブレイカーは『欠陥』箇所なので、5回は練習。これで、合格間違いなし。絶対合格したい問題。
平成29年度(2017年度)の、第2種電気工事士の技能試験の「候補問題10」の独学者向けポイントを見ていきます。
問題攻略の前に、「電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす」に、ざっくり目を通してください。
結論から言うと、候補問題10は、「やや難」です。
「確認表示灯(同時点滅)・スイッチ・コンセント」があるためです。
しかし、後述するように、「結線のやり方を丸暗記すれば」、劇的に難易度は下がります。
また、本問では、「配線用遮断機(ブレーカー)」が出ます。先の画像の「B」の部分です。
当該器具は、本問にしか登場しない、言うなれば、“レア”器具となっています。接続に慣れておく必要があります。
ここも、後述する対策を採れば、到って穏当に合格できる問題となっています。
本問は、受かる問題なので、遭遇したら小躍りしてもいいです。「ミスゼロ」で臨んで、確実に合格しましょう。
結論から言うと、「確認表示灯(同時点滅)・スイッチ・コンセント」の部分は、「結線を丸暗記」です。
当該作業は、“考えれば、”できますが、本試験では、「いちいち考えていると時間がなくなる」ため、考えてはいけません。
うーん、どうしたっけ?と、トロトロやっていると、見直し時間がなくなってしまいます。
ちなみに、組上げ後の見直し時間は、“最も重要な時間”で、大概1つは、見直し時に致命的なミスを発見し、事なきを得るケースが多々です。
つまり、見直し時間がない=ミスを発見できない=欠陥で不合格、という塩梅です。
試験的には、同時点滅の結線を、つまり、わたり線の通し方、わたり線の色、その他諸々を、丸暗記するのが一番です。
なお、同時点滅については、一度、自分で考えて、同時点滅の理屈を理解してから、暗記に入ります。
丸暗記だけだと、施工条件が変えられた時点で落ちるからで、万が一の“担保”です。
そんなに難しい理屈じゃないので、押さえるだけ押さえます。
なお、丸暗記は、組む練習を5回もやれば憶えますが、憶えられなかったら「憶えるまでやるだけ」です。
ホント、ここだけを組むだけなので、数分でできます。晩酌前なり、寝る前の儀式として、ちゃちゃと組み立てて、憶えてしまいましょう。(言うまでもありませんが、使用済みケーブルで練習してください。新たにケーブルを切るのは手間です。)
さて、本問には、本問にしか出ない「配線用遮断機(B)」が登場します。
普通の端子台の作業と同じなので、そう手間取ることはないでしょう。
しかし、『極性』だけは、要注意です。
極性の間違いは「欠陥」なので、本問で落ちるとしたらここです。
本問では、最難関の「同時点滅」の回路に、神経の大半が行ってしまうため、ついうっかり、遮断機の極性を忘れてしまうことがあります。
ケアレスミスが出ないよう、「極性~よしっ!」の指差し確認を推奨します。
当該固有部分も、4~5回は練習して、身体を慣れさせておきましょう。
本問では、リングスリーブの「中」を使います。
「中」の出番はそうないので、ついつい、いつもどおりに「小」「極小」でガチャンコとしそうになるので、本当に注意してください。
本問は、落ち着いて作業すれば、まず合格できる問題です。
絶対に合格しましょう!
なお、念のため、本試験での注意を述べたいのですが、長くなるので「問題文は命取り‐絶対的注意事項」に述べています。併せて、お目汚しください。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
2017年1月23日 10:25 AM
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