本試験が近づくと、勘定科目の表記が気になってくる。表記の当否は、許容勘定科目表で確認する。3分で不安がなくなる。
“本試験が近づくと不安になる”のが、勘定科目の表記です。
試験勉強の中盤になると、出版社の異なる教材に手を付けることが多くなります。
違う出版社の教材を使う際に遭遇するのが、勘定科目の“絶妙な違い”です。
たとえば、タイトルにありますように、棚卸減耗“費”は、棚卸減耗“損”でも表記可能なので、教材によっては、同じ勘定科目でも、『漢字』が違っていることがあるのです。
1~2文字の微妙な違いに、(たぶんこれでいいと思うのだけど…)的な、配偶者にお使いを頼まれたときの不安に陥りがちです。
(メーカーが違うだろ、これ(特定の商品名)でないとダメなんだよ、バカ!文字も読めないのかよっと、後でガチに怒られるのが定石で、次からは雑用すら頼まれない次第。)
さて、勘定科目に「アレレ~的な不安」に陥ったら、テキストなり問題集なりの最初の方を開いてください。
そこには、「許容勘定科目表」があると思います。
付いてない方は、「日商簿記 許容勘定科目表」とでも、検索を掛けてください。公式の該当ページにたどり着けます。
で、当該資料で、“微妙に違っている勘定科目”の当否を調べる、という塩梅です。
先の例で挙げた「棚卸減耗費」は、「棚卸減耗損」でも許容されていることが、「収益」の単元を見ればわかるかと思います。
ちなみに、わたしが受験生のときは、有価証券の売買にて、プラスなら「有価証券売却益」で、マイナスなら「有価証券売却損」と勘定科目を使っていたのですが、ある教材の解答には、「有価証券売買益」と「有価証券売買損」となっていて、もの凄く不安になった思い出があります。
細かく言うと、「雑損」と「雑損失」とか、「消耗品費」と「事務用消耗品費」とか、「為替差損益」と「為替差益」とか、結構、絶妙に違っていることが多いのです。
ちなみに先の勘定科目は、それらのどちらでも構いません。
勘定科目の絶妙な違いが気になり始めたら、先に述べた「許容勘定科目表」で確かめてみてください。
3分程度、時間を割くだけで、かなり不安が減ります。
2016年3月31日 10:41 AM
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