候補問題12は、「やや難」ですが、難しいのはPF管のみ。練習していれば大丈夫です。2015年度の第2種電気工事士・技能候補問題のNO.12の、電気のド素人、文系、ぶきっちょな人に、同種同類の人から送るアドバイス。
結論から言うと、候補問題12は、やや難しいです。
難しさの元凶は「PF管」です。
とはいえ、PF管は、ねじなし管(E 19)に比べたら遥かに「作業数が少ない」ので、胸を撫で下ろしてもいいくらいです。
もっと言えば、PF管の施工さえ練習しておけば、他の作業は“普通によくある”ので、本問は「ラッキー問題」になるという塩梅です。
PF管で文系ド素人が間違うところは、以下の2つです。
まず、「ロックナット」の向きの間違えです。
もっというなら、「ロックナットには向きがある」という次第です。
テキストにあるように、ロックナットの「つばのある方」をボックスに向けて取り付けなければいけません。
ここを間違うと軽欠陥ですので、注意です。
次に、ロックナットの締め忘れです。
単にロックナットを手でくるくる回しただけでは、きちんと締められていません。
①ロックナットを、②ウォーターポンププライヤで押さえて、③ボックスコネクタを手で回す、という寸法です。
以下、ぶきっちょな人へのアドバイスです。
力を入れて作業をするとロックナットの角が「なめられて」ぐちゃぐちゃになり、「部品損壊」を取られかねません。
そんなに力は要らないので、肩から力を抜いて作業してください。
逆を言うと、「力を入れないとできない場合は、何かが間違っている」と思いましょう。
いいですか、ウォーターポンププライヤで、ロックナットを「押さえるだけ」です。
ウォーターポンププライヤで、ロックナットを回すのではありません。
回すのはボックスコネクタの方です。回すのを間違えないでください。
ロックナットをぐいぐい回すとバカになって、ボックスから取れなくなります。
上のミスはわたしもやってしまい、取れなくなってホント往生しました。今でも付いてます。
今後の練習にけっこうな支障が発生します。
テキストの手順を今一度確認して、正しく作業しましょう。
なお、PF管のボックスコネクタを付け忘れるという人は、まずいないと思いますが、「付け忘れ」は重大欠陥で即落ちですので、ご注意ください。
PF管はカンタンそうですが、ウォーターポンププライヤという使用頻度の少ない工具を使うのと、何気に作業に手間取るので、練習して手順をマスターしておく必要があります
ま、先述したように、本問の難所はここだけです。
後は、IV線が単独の電線状態になっているので、少々物怖じするくらいです。
単独の電線トリオは、PF管に使うので、他の箇所に使ってはいけません。
まあ、1~2回練習すれば大丈夫でしょう。
なお、黒の電線だけ微妙に長い場合、そこから渡り線を取ります。
試験開始前の部品チェックのときに、どこから渡り線を取るのか確かめましょう。
また、電線管の場合、寸法のとり方が微妙に違っているので、必ずテキストにて、要領を押さえておいてください。
微妙に短くなったりで、冷や汗をかかないようにしましょう。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが…、
先のページで述べなかったものもあります。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
2015年6月18日 9:42 AM
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