食器の油汚れには重曹を使うと、洗い直しが激減する。浸け置き洗いか、霧吹きによる吹き付けの2通りがある。
物分りの悪い配偶者以上にイラっとするのが、食器の油汚れです。
カレーや肉料理、中華を食べた後の食器は、かなり油で汚れています。
しかし、適当に洗うと、油汚れが残ってぬるっとして、2度3度洗い直すという無駄の温床となります。
加えて、余計な洗剤と余計なお湯を追加利用するため、経済的にも無駄の1文字です。
そこで、登場するのがご存知の『重曹』。
皿洗いには、2通りの重曹利用があります。
まず1つは、浸け置き洗いです。
たらいかボールに重曹を入れて水を張り、そこに汚れた食器を入れていきます。
重曹は弱アルカリ性です。
重曹が溶けて弱アルカリの水に食器を入れ、しばらくお茶でも飲んでいれば、その間に、重曹が酸性の油汚れを分解するという塩梅です。
汚れ方にも拠りますが、だいたいの油は分解されて、“ぬるぬる”の発生率は極端に下がるはずです。
次に、重曹スプレーです。
キッチンの流しには、“たらいやボールを使わない一派”の方も居られるかと思います。
実はわたしもそうで、以前は浸け置き派だったのですが、『邪魔だな』と思うようになってからは、食器洗い用の容器を置かなくなっています。
で、じゃあ、食器の油汚れをどうするのかというと、『重曹スプレー』な次第です。
利用は簡単です。
100円ショップか平和堂で霧吹きを買ってきて、重曹を溶かして水を入れ、当該重曹水溶液を、油汚れの食器に向かって、直に吹き付けるだけです。
で、食後の休憩をしていれば、先述したように、重曹のアルカリが油の酸性を中和して、いざ皿洗いのときに、こびりついていないという寸法です。
重曹スプレーの利点は、たっぷり油のときはたっぷり重曹というように、汚れの強弱に応じて重曹を散布できるのと、いちいち重曹を取り出して溶かす手間がかからないところです。
ご家族も、“シュシュッとするスプレーの1手間”くらいは理解してくれることでしょう。
配偶者には諦めた方がいいかもしれません。霧吹きが使えないでしょうし、珍しい水筒と勘違いしてそうだし、怖がって近づかないかもしれません。
たいそうな工夫は要らないですし、習慣化したら全然苦にならないのが重曹のいいところ。
食器の油汚れに手を焼いている方は、重曹の利用をご一考ください。たぶん、やみつきになります。
なお、掃除用の重曹でも支障はないと思います。ですが、口にするところなので気になる方は、食用グレードの重曹をご利用ください。
食用グレード参考:重曹 NICHIGA
2015年3月31日 11:06 AM
★みんなとシェアする