独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

車のゲロに重曹を

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

厄介な車のゲロの臭いには、重曹を使う。ゲロの酸度を中和させ、重曹そのものの消臭効果を享受する。なお、重曹由来の白染みが出てきたら、クエン酸で除去する。

車中でゲロを吐かれたら、重曹を使うという雑文です。

車内のゲロが厄介なのは、ゲロそのものが「消化物」であるため、粒子が小さく、繊維の奥深くにまで浸透してしまうためです。

だから、雑巾でふき取っただけでは、ゲロ臭が完全に消えないのです。

また、嘔吐の際は、“勢いよく”ゲロが飛散するので、細かいゲロ粒子が広範囲に飛び散ります。

で、この飛び散ったゲロが、てんでに異臭を発し続ける、という寸法なのであります。

当該ゲロ臭ですが、重曹を使うことで、異臭を緩和できます。

ゲロは、胃酸が混じっているため、酸性です。

対して重曹は、別名・炭酸水素ナトリウムの名の通りに、アルカリ性(pH = 8.3の弱塩基)です。

ゲロに重曹を振り掛けると、ゲロの酸度が中和されるので、嘔吐物の酸化・分解が進まなくなります。これで、臭いは和らぎます。

加えて、重曹そのものには、強力な消臭作用があるので、さらにゲロ臭の除去に資する、という塩梅です。

用意をするのは、重曹と霧吹きです。

まず、ゲロを雑巾なり新聞紙なりで取り除きます。

で、ゲロの吐かれた場所に重曹を振り掛けます。ふりかけの要領で、ぱらぱらと適当に撒きます。

重曹は、基本、「塩」なので、入浴剤に使えるくらい人体に低影響です。直に重曹の粉末に触れても全く問題はありません。わたしは歯磨きしてますよ。

で、まあ、5分少々待ちます。ゲロと重曹を慣れさせるためです。

時間が経ったら、掃除機で重曹を吸い取ります。

掃除機がない、電源がなくて掃除機が使えないという人は、箒と塵取で取り除くか、濡れた雑巾でふき取ります。

で、時間が経ったら再度、同様の作業を行います。

車を毎日使わない人は、重曹をどさっと振りかけて、2~3日、そのまま放置するのもよいでしょう。

これで、メインのゲロ臭はかなり改善します。

問題は、入り組んだ場所のゲロや、座席の下などの手の届かない場所に飛び散ったゲロです。

この場合、重曹を水で溶かして、霧吹きで吹き付けていきます。

電気系統の設備・配線の有無を確認した上で、「ここにゲロが飛んでそうだなー」と思える怪しい場所に、びしばし吹き付けます。

霧吹きで散布すると、すみずみにまで重曹が届いて、ゲロ臭の緩和に効果があります。

で、臭いがなくなるまで、こまめに吹き付けるという次第です。しばらくは車中に、重曹入りの霧吹きを置いておくといいでしょう。

さて、重曹を多用すると、「白染み」が発生します。これは「汗染み」と同じ、ナトリウム由来の染みです。

当該白染みには、クエン酸を吹き付けます。クエン酸の酸で、ナトリウムのアルカリを中和させるって塩梅です。

ゲロ臭には重曹を使い、重曹の白染みにはクエン酸を使うという2段階方式で、車中のゲロ始末を進めてみてください。

水拭きだけの雑巾や、市販の消臭剤以上に、ゲロ臭は緩和されるかと思います。

なお、重曹やクエン酸はドラッグストアで売られていると思いますが、買いに行くのがメンドウ、割高なのはイヤという方は通販です。

わたしもアマゾンの口で、いちばん割安で手間がかからないと思います。

参考:重曹 NICHIGA

参考:ニチガのクエン酸1キログラム

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