合格というのは不思議な現象でございます。
受かったとたん、人を大きく変えるのが「合格」でございます。
本試験のホンの前までは、受かるかどうかわからない不安に苛まれ暗い顔をしてたのに、合格証書を受け取るや否や、合格するのが、あたかも決まっていた、予定調和だったみたいな顔になるのでございます。
これは、その当人の人の悪さではなくて、受かったという自信が、そうさせるように思います。
本試験に受かる前までは、どうしても試験というものが当事者には、大きく見えてしまうのでございます。
そして、合格すれば、途端にその膨れに膨れたイメージがしぼんで、いうなれば、「客観的」に見えてくるのでありましょう。
試験勉強中は、とてもしんどくて面倒で、脂汗を流すのがしきりであったのにもかかわらず、受かるや否や、「そんなに苦痛じゃなかったよね?」とか、「あんま苦労しなかったよね」、なんて風に考え出すのでございます。
同じ現象・同じ経験でありながら、合格となると受け取り方がホント、真逆になる次第でございます。
ということは、今やってることなんて、実際のところは、それほどでもないわけでございます。
単に試験に受かるかどうかの不安から、やっているお勉強が重々しく、実にしんどく感じているだけかもしれません。
一度、「試験」や「合否」というものなんてない、と仮定してみることをお勧め致します。
「ない」と思って、お勉強の諸作業を見てみれば、何てことはないものばかりでありましょう。
テキストは読むだけだし、問題集は解説をしっかり読むだけだし、過去問も同じような作業でございます。
試験があるから、合否という判別があるから、しんどく感じているだけ、といってもよいでしょう。
試験勉強なんてものは、受かってから見直せば、ホント、どうってことのない作業ばかりでございます。
お勉強に対する感じ方を変えるなら、少しはお勉強の負担が軽くなるように考える次第でございます。
2011年2月17日 6:08 PM
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