第35回試験の第5問『精算表』の設問11を解説するページです。当該設問は、「法人税、住民税及び事業税」と「当期純利益」と「仮払金」を処理する問題です。すべての仕訳・処理・転記・集計が正しくないと、正解を導けないところです。こういうとアレですが、「おまけ」程度に考え、深追いしない方が賢明です。他の設問を仕上げてから、または、他の問題をチェックして、時間が余るようなら、着手するとよいでしょう。わたしは、「捨て問」候補にします。
◇問題◇
◇問題全文◇
◇解答用紙◇
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結論から言うと、当該設問の「仕訳はこちら」です。
繰り返しますが、すべての作業が正確でないと、正解が導けません。
時間に余裕があるなら、「やる」くらいが妥当と思います。
言うは安し、行うは難しですが、設問ごとの仕訳を解答用紙に転記して、当期の税引き前純利益を計算します。
個人的なアドバイスですが、最初の1回目は、絶対にどこかが間違っているので、もう一度、仕訳をやり直して、間違いないことをチェックしてから、税引き前利益の計算に入りましょう。
んで、もし、処理できない設問があれば、正解は、絶望的なので、さっさと、「捨て問」にしましょう。どうあがいても、正解は無理です。部分点をガッチリ取りましょう!
さてさて、損益計算書から賃借差額を求めると、「268,000」で、これが「税引前当期純利益」です。
問題文には、「当期の法人税、住民税及び事業税として税引前当期純利益の30%を計上する。」とあります。
んなもんで、「268,000*0.3」の「80,400」が当期の「法人税等」となります。
んで、「268,000-80,400」の「187,600」が「税引後当期純利益」となります。
これでようやく、「仮払金」の処理ができます。
「精算表:設問3」の②で見たように、中間納付をしています。
設問3の②の問題文には、「¥28,000 は法人税等の中間納付額である」とあります。
よって、当該「仮払金」を、ここで処理することになります。
支払う税額は「80,400」で、中間納付額「28,000」を引くと、「80,400-28,000」で、未払い分は「52,400」となります。
税金の未払い分は、解答用紙にある「未払法人税等」で処理します。
費用の認識と、資産の減少と、負債の増加なので、仕訳は…、
借方:法人税等 80,400
貸方:仮払金 28,000
貸方:未払法人税等 52,400
…と、相なります。
これで、精算表の処理が終わりました。
当該設問の仕訳は、「こちら」です。
あと、念のために、問題全体の答えですが…、
…こうなっています。
過去問は、以上です。お疲れ様でした!
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
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とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
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教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
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簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
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高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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