建設業経理士2級 第35回 過去問+解説 第2問 文章問題(3)

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は『有価証券の売却』の処理です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第2問 文章問題(3)有価証券の売却

 ◇問題◇

 

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解説

 結論から言うと、「答えはこちら」です。

 本問のレベルは「ふつう」です。

処理1

 要は、有価証券の取得と売却の処理を見ていけばいいだけです。

 買ったときから見ていきましょう。

 問題文には、「C社株式 5,000 株を経済関係を良好にする目的で1株¥300 で買い入れ、手数料¥13,000 とともに小切 手を振り出して支払った」とあります。

 手数料¥13,000 は、不随費用として、取得原価に含めます。

 問題文から、「5000*300」に「13000」を足して、「1,513,000」が取得原価となります。

処理2

 売ったときを見ていきましょう。

 「当期においてこのうち 2,000 株を1株¥420 で売却」とあります。

 有価証券は、5,000 株あります。

 取得原価は、「1,513,000」です。

 単価を計算すると、「1,513,000/5,000」で「302.6」となります。

 小数点が出ても気にしないようにしましょう。

 (割り切れなかったら間違っている可能性が高いので、気にしてください。本問では、すっきり割り切れたので、そのまま作業を続けましょう。)

 売れた金額は、「2000*420」で「840,000」です。

 売れた有価証券の価額は、「2000*302.6」で「605,200」となります。

処理3

 最後の処理です。

 問題文には、「これに伴う手数料¥6,000 を差引後の 手取額を当座預金に預け入れた。」とあります。

 「840,000」から当該「6,000」を引くと、「834,000」となります。

 これが、実質的に売れた金額です。

 売れた有価証券の取得原価との差額を求めると、「834,000-605,200」で「228,800」となり、これが答えの売却益です。

こたえ

 答えは…、

 

 …です。

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第35回

 インデックス

第1問:仕訳

 1問:配当

 2問:社債発行

 3問:固定資産の売却処理

 4問:賞与引当金

 5問:材料貯蔵品(すくい出し式)

第2問:文章問題

 1問:工事進行基準

 2問:未払利息

 3問:有価証券の売却

 4問:総合償却

第3問 個別問題

 1問:現場監督者給料手当の処理

第4問 理論+計算

 工事原価明細表

 理論問題

第5問 精算表

 精算表:インデックス・ポイント

 精算表:設問1

 精算表:設問2

 精算表:設問3

 精算表:設問4

 精算表:設問5

 精算表:設問6

 精算表:設問7

 精算表:設問8

 精算表:設問9

 精算表:設問10

 精算表:設問11

PDF過去問の閲覧

 結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。

 とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。

 受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。

独学向け教材

 教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、

 簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。

 簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、

 過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。

 建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。

 ところで、電卓です。

 100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。

 高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。

 簿記2級では必須の高品質電卓と避けるべきペラペラ計算機

 左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。

 高品質な計算機

 考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。

建設業経理士2級のこまごましたもの

 建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。

 合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。

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