本問は『有価証券の売却』の処理です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
◇問題◇
(クリックして拡大。)
結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
要は、有価証券の取得と売却の処理を見ていけばいいだけです。
買ったときから見ていきましょう。
問題文には、「C社株式 5,000 株を経済関係を良好にする目的で1株¥300 で買い入れ、手数料¥13,000 とともに小切 手を振り出して支払った」とあります。
手数料¥13,000 は、不随費用として、取得原価に含めます。
問題文から、「5000*300」に「13000」を足して、「1,513,000」が取得原価となります。
売ったときを見ていきましょう。
「当期においてこのうち 2,000 株を1株¥420 で売却」とあります。
有価証券は、5,000 株あります。
取得原価は、「1,513,000」です。
単価を計算すると、「1,513,000/5,000」で「302.6」となります。
小数点が出ても気にしないようにしましょう。
(割り切れなかったら間違っている可能性が高いので、気にしてください。本問では、すっきり割り切れたので、そのまま作業を続けましょう。)
売れた金額は、「2000*420」で「840,000」です。
売れた有価証券の価額は、「2000*302.6」で「605,200」となります。
最後の処理です。
問題文には、「これに伴う手数料¥6,000 を差引後の 手取額を当座預金に預け入れた。」とあります。
「840,000」から当該「6,000」を引くと、「834,000」となります。
これが、実質的に売れた金額です。
売れた有価証券の取得原価との差額を求めると、「834,000-605,200」で「228,800」となり、これが答えの売却益です。
答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
★みんなとシェアする