建設業経理士2級 第35回‐過去問+解説インデックス

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和6年9月に実施された建設業経理士2級 第35回試験のインデックス。第1問から第5問まで。第1問「仕訳問題」、第2問「文章問題」、第3問「計算問題」、第4問「個別問題」、第5問「精算表」の各ページへのリンク。試験の総評や難問のリストアップ、要注意問題も併せて掲載。

はじめに

 前回の試験に落ちた人等は、過去問を買い直すのは、『痛い出費』です。

 んなもんで、令和6年9月実施の第35回試験に、解説と解答を付与しました。過去問演習の一端に。

 なお、正確さを期してはいますが、内容は保証できないので、参考程度にご利用ください。誤りがあれば、ご一報をば。

傾向について

 結論から言うと、当該年度は、「いきなり難しくなった」です。

 過去問にはない指示・出題がそこそこあり、解答にてこずったかと思います。

 今回の試験で最も“めんどうだった”のは、第4問の問2です。このタイプの出題では、一番めんどくさかったと思います。

 とにかく、T字勘定を書きまくります。

 第4問の問2でも述べていますが、本問のような細かい計算・作業の多い問題は、全問正解をあきらめて、部分点を狙うようにしてください。

 有体に言えば、「経費」は間違っても仕方ないので追及しない、んなもんで、部分点の取り易い「労務費」等々を確実に仕上げる、といった次第です。

 そして、これまた、第4問の問2でも述べているのですが、問題を解く順番も、意識してください。

 第4問の問2のような、特大ボリュームの問題よりも、第5問を先に解きましょう。第5問の方が点が取り易いので、先にこちらで点数を確保しましょう。

 あまりに第4問の問2に時間が取られ、第5問が解けなくなると、最終得点が大幅に下がってしまいます。

 (あ、これ、時間がかかりそう)と思ったら、切りのいいところで作業を止め、次の問題に駒を進めましょう。全部の問題を解いてから、じっくり腰を落ち着けて解けばいいです。

 さて、本問は、近年の試験と比べると、シビアなものになっています。

 油断せず、テキストを精読し、過去問演習をしておいてください。

 加えて、問題を解くパターンを暗記して、解答のスピードアップを図ってください。

注意問題

 注意すべき問題を、挙げると…、

 ・第1問 2問:社債発行

 ・第2問 1問:工事進行基準 第2問 4問:総合償却

 ・第4問 問1工事原価明細表

 ・第5問 精算表:設問1

 ・第5問 精算表:設問5

 …となっています。

 新手の出題が多々あります。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。

 では、以下「過去問+解説」です。通勤・通学中にどうぞ。




第35回

 インデックス

第1問:仕訳

 1問:配当

 2問:社債発行

 3問:固定資産の売却処理

 4問:賞与引当金

 5問:材料貯蔵品(すくい出し式)

第2問:文章問題

 1問:工事進行基準

 2問:未払利息

 3問:有価証券の売却

 4問:総合償却

第3問 個別問題

 1問:現場監督者給料手当の処理

第4問 理論+計算

 工事原価明細表

 理論問題

第5問 精算表

 精算表:インデックス・ポイント

 精算表:設問1

 精算表:設問2

 精算表:設問3

 精算表:設問4

 精算表:設問5

 精算表:設問6

 精算表:設問7

 精算表:設問8

 精算表:設問9

 精算表:設問10

 精算表:設問11

PDF過去問の閲覧

 結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。

 とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。

 受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。

独学向け教材

 教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、

 簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。

 簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、

 過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。

 建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。

 ところで、電卓です。

 100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。

 高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。

 簿記2級では必須の高品質電卓と避けるべきペラペラ計算機

 左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。

 高品質な計算機

 考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。

建設業経理士2級のこまごましたもの

 建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。

 合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。

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