単純な話でございます。
利益とは、自他にとって利することが、利益と申すものでございます。
利益について、最も理想的なお言葉を残したのが、近江商人でございます。
近江というのは、滋賀県、かつてたくさんのあきんどを生み出した県のことでございます。
近江出身の商人の多さを理解するには、古い町を歩くに限るのでございます。
京都や金沢といった古い町を、訪問すると、たいがい、「近江」にぶつかるものでございます。
金沢の古本屋の「近江書房」は、茶色の下地に、白抜きで「近江書房」と描いた、ステキな看板をお持ちの古本屋でございます。お取扱の古本も洒落たものが多かったと記憶しているものでございます。
古臭いご屋号、古臭いご商売ながら、現代の町並みに長い時間の蓄積を鮮やかに示している、これこそ生き残ってきた商売というものでございます。
金沢は、古本屋に気品がある町でございまして。。。っとここで筆を止める(司馬風にw)
「三方よし」とは、商売の王道について説明しているのでございます。
商売とは、売り手よし、買い手よし、世間よし、この三者について良くなることこそ、のぞましけれ、というわけでございます。
独学は、究極的に、自分さえできるようになればよい、という諸刃の考え方でございます。
世の中とは、自他の利益と世間の利益によって動いていることをお忘れないように、ご配慮いただくものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年5月15日 1:16 PM |
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おしゃべりな人間と話し好きの人間がございます。
資格のお勉強に必要なものは、なによりも、ご自身のお時間でございます。
この大切なお時間のうち、おしゃべり・無駄話に費やされる時間ほど惜しいものはございません。
この話題が終わったら切ろう、と思っていたら、なぜかしらん、自分から次の「魅力的な話題」を振ってしまい、トウでとうとう、2時間以上も話し込む、という電話を味わった人が多いかと存じます。
おしゃべりな人とは、ハナシの接ぎ穂が上手なのでございます。
「最後のひと言」が、次の話題の「始めのひと言」になってしまうものでございます。
お話を続けたい、というのはわかります。
おしゃべりな人間ほど、話し続けたいのでございます。
お勉強時間を確保のために、無駄話すな、長電話すな、おしゃべりすな、というのではございません。
ただ、「そのひとこと」をぐっと飲み込む。
そして、そのひと言の話題を、次の機会にまわす、ということが時間の「倹約」なのでございます。
じっくり話すのは、本試験以後、タップリとあるものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年5月15日 12:59 PM |
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ぐちや小言の材料、悪口のネタは事欠かないというのが、事実でございます。
くさるほどある、といってもよいくらいでございます。
ですから、テレビがここまで発展してきたのでございます。
ぐちや小言は、いわずとも良いことでございます。
とくに、誰かを捕まえて、だれかしについて、日々の出来事について、人の世について愚痴をもらすことほど罪深いことはございません。
水商売のオエネチャンは、そういう愚痴や悪口、小言を聞くことでおまんまを食べているのでございます。
本当のことをいえば、誰かと飲んで、ついうっかり愚痴や悪口をいってしまったときは、そこの勘定を持つのがスジでございます。そして、ティッシュに大一枚ほど包む礼儀が、必要なくらいでございます。
愚痴や悪口というのは、お金を払って聞いてもらう性質のものでございます。
それを、仲間だから友人だから、部下だから、上司だから、アイツとオレの仲だから、といって「無料で」垂れ流すなど、言語道断でございます。
ぐちや小言は、いわずとも良いことでございます。人様のお耳にわざわざ入れるものでもございません。
ぐちの内容は、あったとしても、それほど大きな実害があるわけではないのでございます。
ぐちの内容は、あったとしても、5年も続かないものでございます。5年前のぐちを思い出すことができますでしょうか?
先ほど申しましたように、愚痴や悪口のネタには事欠かないのでございます。
無限でございます。ですから、付き合うだけ疲れるので、無視するのが一番でございます。
見ざる、聞かざる、言わざる
長生きした徳川家康に倣うが吉でございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年5月8日 11:03 AM |
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