先の事を悩むのは後なのでございます。
いま、先々の事を考えても、ホント無駄なのでございます。
「こんなことで受かるのか?」なあんて考えは、過去問をひと通り済ませたあとでございます。
そのくらいの実力、そのくらいの時期になっていないと、建設的な考えにならないのでございます。
これでいいのか、なあんてのは本試験の牙城がウッスラ見えてきてからでございます。それまでは、目の前の事をひとつひとつ、潰していくだけでございます。
お勉強とは、長期にわたるものでございます。個人的に思うのは、お勉強と登山はよく似ているなぁということでございます。
登山中、ときに山道がイヤになりだすと、ついついゴールのことに気が行ってしまうものでございます。
ゴールを考え出すと、歩みが重くなり、遅々たる歩みがもどかしく、行程が一層しんどくなるのでございます。
「また着かんのか、頂上はまだなんか」と思いつつの登山やハイキングなど、その道のりをしんどくさせるだけでございます。
風景を見ることもない余裕のなさ。いったい何のための登山なのか、自問していただきたく存じます。周りが見えなくなれば、自滅するのみですぞ。恋する乙女が破れるように。
段々疲れてきたりしんどくなれば、先を見ずゴールを考えず、意図的に目の前だけを見ていけば楽に登れるものでございます。
お勉強も同様でして、道の半ばにも行っていないのに、本試験を考えるなということでございます。
頂上がチラホラ見てだして、「お、あそこでゴールだ」と思えば、奮起もしましょう。お勉強でも、本試験が見え出してから、そう考えればよいのでございます。
目の前、目の前と、日々できることだけ積み重ねていけばよいのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年6月22日 8:46 AM |
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人間、得手不得手がございます。どうしてもうまくいかないことに、遭遇するものでございます。
そうなってしまうと、これまでの手法や経験があまり役に立たず、どうしたらいいのかトホホと途方にくれるものでございます。
とはいえ、まじめな性分のため、お勉強をあきらめることもできません。この壁をクリアすれば、次に何か待ってそうな、そんな予感もございます。
だから、やめたーといってやめることもできない、しかし、お勉強自体は足踏みしている、そんなにっちもさっちもいかない雪隠詰めの日々があるかもしれません。
やーめた、といって女房・子供を捨てられるものでナシ、ならば楽しくやらなくっちゃ。
大嫌いな人と毎日顔をあわせる人もございます。較べれば、はるかにまし、とまずは現状を肯定することからはじめたいと思います。
どうにも進まなくなったら、徹底して数を減らすことでございます。
1日1ページ、進める気分でよいのでございます。
しかし読む1ページ中の一字一句、1文字1語句、ゆるがせにしないで読んでいくのでございます。
気負わないで丁寧に丁寧に読んでいく、問題集なら1題1題、しっかり解いていくのでございます。
大雑把にやって試験前までに精緻に仕上げるこれまでの独学手法とは、まっこうから反するやり方ではございますが、長い受験勉強の間、こういう期間を設けてもよいのでございます。
数をこなすだけが、お勉強ではございます。
1ページ、1問に徹底してやるのも、ひとつでございます。こうなったらとことん腰を据えてやるかな、と自分の不調振りを踏まえ、ジタバタせず取り掛かっていけばよいのでございます。
毎回、裏ばかりが出るのは不合理です。いつしか表が出るのが真理です。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年6月21日 3:35 PM |
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わからなければ、イライラするものでございます。
難解な文章をアタマに入れようとすれば、ゴチャゴチャするものでございます。
重要語句や用語の暗記を繰り返せば、だんだんボウッとするものでございます。
こうなったら一息入れればよいのでございます。
しかし、どう一息入れるかでございます。
一息入れるといっても、メールをすればそれこそ、10〜20分は軽く飛んでしまいます。愛する人とのそれなら、もっと費やす危険がございます。愛してもいない人とのメールなら、取り繕うとしてもっと時間を食うものでございます。
本を読んだりテレビを見ても、あまり息抜きにはならないものでございます。
というのも、文字があるからでございます。
お勉強ははっきりいえば、文字との格闘でございます。文字のあとに文字では、やはり距離を取ったことにはならないのでございます。
本はいわずもがな、テレビで休息しても、休んだ気にならないのは、テロップを目にしたり、なんだかんだで刺激が強いため、休んだことにならないのでございます。
そこで、少し時間をかけてお茶を入れることをご提案したく存じます。
はっきりいうと、お茶入れる時間くらいは、文字やお勉強と間を保ちたいのでございます。
お茶でも入れるといっても、ティーバックやインスタントコーヒーで済ますのではありません。
ちゃーんとティファールでお湯を沸かしていただくのでございます。
お湯を沸かす間に、急須と人数分の湯飲みを用意いたします。
お茶菓子を、少しは洒落た小皿に入れるのもよいでしょう。お猪口や小さなグラスは、意外に菓子をいれると映えるもの。
お湯が沸けば、急須をそして湯飲みを暖め、おちゃっぱを蒸らして、捨てて、ゆっくりお茶をいれ、均等づつついで行くのでございます。もちろん、ゆっくり急須をまわしながら。
普段ならたかがいっぱいのお茶に、時間をかけてみるのでございます。
お湯が沸く音というのは、落ち着くものですし、おちゃっぱの蒸らした香りも、よいものでございます。
お湯を注ぐときの湯気もすうっとイライラが引くものでございます。
ときに、お湯が沸かないのをイライラしたり、お茶っぱをぞんざいにして撒き散らしたり、茶器を乱暴に扱って要らぬ音を立てたり、茶器を茶葉を暖めることなく蒸らすことなく、お湯を注いだりすることがございます。
行動に現れたもの、それが心の状態なのでございます。
イラついたり、はしょったりした状態でのお勉強では、あまり効がない事はご存知かと存じます。現実的に、心中にイライラあれば、勉強の効果は半減するものでございます。
お茶を入れる作業でも、落ち着けるものでございます。自分の心中を図るが良かろうと存じます。
休んでいるのに休めていないというのは、よくあることでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年6月20日 7:36 PM |
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