簿記3級の第1問の仕訳問題で頻出なのが「支払地代」。当該仕訳についての“狙われる理由”と注意事項を最低限に述べる。出される理由は「そう出てこないから」から。
仕訳問題で狙われるのが、「支払地代」です。
当該論点のポイントは、「正確な勘定科目」が使えるかどうか、です。
言い換えると、「勘定科目を知っているかどうか」の知識問題ってな塩梅です。
土地を借りて支払った費用は、「支払地代」の勘定で処理します。
よくある問題文としては…、
「営業用の土地を月額100,000円で借りている。当月分を今回支払った。」
…となっています。
答えの仕訳を先に挙げておきます。
「支払地代 100,000 / 現金 100,000」
…といった塩梅です。
なお、当該勘定科目にも“揺らぎ”があるので、問題の使用勘定項目群を丹念に見て、適当な科目で解答してください。
「支払地代」は、先の問題文では「月払い」ですが、問題によっては、「年払い」のこともあります。
そう、ご存知のように、決算整理仕訳が予想される、ってな次第です。
当期に属する月分の支払地代のみを、計上するなり減額するなりの出題が予想されます。
おおむね「いつもどおり」なので、正確に処理して、1点を確保しましょう。
当該論点は、「支払地代」で仕訳が切れるかどうか、です。
こういう固定した勘定科目もあるので、かっつり、その通り、仕訳を切りましょう。
なお、仕訳がうまく切れないという人は、「取引の8要素」が頭に刻まれていないからです。
「独学の簿記3級:商業簿記」を参考してください。当該8要素が頭に入ってないなら、無理して問題を解かなくていいです。
また、独学向け教材については「簿記3級の教材レビュー」を一読ください。
2016年12月20日 10:09 AM
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