OCN モバイル ONEのSIMカードを、USB端末で使う場合の使い勝手について、メリット・デメリットの双方を述べています。結論から言うと、USB端末は、『固定据置PC』に抜群の相性を誇ります。
| カテゴリー: 日々の暮らし | Tags: ocnモバイルone
OCN モバイル ONEは、SIMカードをUSB端末に挿して使うこともできます。
上の画像は、当方が利用している「L-03F」。
クアッドバンド対応なので、電波状況はすこぶる良好です。
で、下のが、サブ機の「L-02A」。
3Gのみの機種ながらも、低速モードとは実に相性がよく、これまた、よく使っています。先の「L-03F」同様、電波状況は「良い」です。
OCN モバイル ONEをUSB端末で使うときの勝手次第を以下に述べます。
参照:L-03Fのバンド数
参照:L-02Aのバンド数
これら、USB端末のメリットは、以下の通り。
USB端末は、PCから給電されるので、充電の手間がない。
逆を言うと、WIFIルーターやスマホは、定期的な充電という手間を食う。
そうしないと、使おうと思ったらバッテリーが切れていることがあるからだ。
使おうと思ってバッテリが切れていると、“ものすごくイラっ”とする。
先述のように、USB端末はPC給電なので、充電の有無を考える必要がない。
差し込んだら、その存在を忘れられる、というのは、日常使いでかなり大きい。
USB端末は、機能が「通信のみに特化」しているためか、スマホと比べると構造がシンプルなためか、通信トラブルが少ない。
当方のケースだと、スマホのテザリングだと安定しないのに、USB端末だとガチガチに安定することが多々あった。
上述の「L-02A」は3Gだけしか使えないが、5~6時間繋げっぱなし、ダウンロードしっぱなしでも、途中で途切れることなく、全然繋がっている。
個人的に一番信頼している通信端末は、USB端末で、WindowsUPdateは、当該USB端末から行うことが多い。
USB端末には、以下のような4つのデメリットがある。
その名の通り、「USB端末」なので、USBの差込口がないと使えない。
だから、スマホでは使えず、主にPCかタブレットでの利用となる。
汎用性が低く、用途が制限されるのは、大きい。
人気がないのもよくわかる。
次に、機種の「数」と、流通している「絶対数」が少ないので、選ぶ際の選択肢が限られてくる。
USB端末は、基本的には、LG製のものしかないため、他メーカーが進出しているスマホやWifiルーターと比べ、品数の絶対数が少ない。
ちなみに、なぜ「数」を強調するのかと言うと、流通数が少ないと、値段が『意味不明なほど非合理』になるからである。
このページを書いている時点での話であるが…、
当方が中古「980円」で買った「L-02A」は、中古で「3,000円」近くなっている。
新品だと7,000円近くなり、全く値段のつけ方がわからない。
言うまでもないが、3Gのみしか対応していない当該USB端末に、数千円の価値はない。7000円も出すなら格安スマホを買うべきである。
さらに、価格のわからなさを言うと、クアッドバンド(※)対応の「L-03F」が、未使用品で「7,480円」となっている。
クアッドバンドとは、OCN モバイル ONEの周波数帯域のほとんどと合致した機体のことで、まず、繋がるであろう機体である。
それなのに、下位機種のL-03Dが7,000円前後と、そう変わらない価格となっていて、本当に値段のつけ方がよくわからない。
USB端末は、流通数が少ないためか、足元を見た“極端な値付けがなされる”傾向にある。
買うときは、注意が必要である。探せば安いところはきっとあるはずだ。
次に、下調べが少々、メンドクサイ。
OCN モバイル ONE対応のUSB端末は、LTEが使えなかったり、LTE利用可能でも絶妙に周波数帯域が少なかったりするので、下調べがいるのである。
たとえば、「L-03D」はLTE高速通信は可能であるが、800mHz帯には未対応なので、当該バンドに繋がらない可能性がある。
参考:L-03DとOcnモバイルOneのバンド数(周波数帯)対応表
このように、買う前に下調べをしておかないと、最悪、繋がらないおそれがある。
次の欠点は、USB端末をPCで利用する際の欠点である。
PCだと、専用のアプリがないので、高速・低速の切り替えが手間である。
一度、OCNの自分のアカウントにログインしないといけないからで、認証等がメンドクサイ。
この点、スマホだと、専用の切り替えアプリがあるので、ほとんど手間がかからない。
USB端末は、固定の据置PCには抜群の相性を誇るが、それ以外には、勝手がよくない。
そのためか、後継機があまり出ない、というのが実情である。
最後に出たのは、2014年5月発売の「L-03F」ではないだろうか。
最後に、“敢えて”の欠点を言うと、ソフトの「設計思想が古いとき」があって、接続がカッタルイときがある。
当方が愛用中の「L-02A」であるが、ネットに繋げるには、4手間かかる。
…専用のソフトを立ち上げる→ソフトが立ち上がるまで待つ→インターネット接続ボタンをクリック→ネットに繋がるまで待つ→ネット可能…
…てな塩梅で、それぞれに3~5秒ほどかかるので、1回1回は数十秒でも、毎日・毎回となると多少、ウザイ。
とはいえ、当該デメリットは、無視できるデメリットではある。
結論から言うと、USB端末は、PCメインの利用に最適で、とりわけ、据置のPCには、抜群の相性である。
据え置きPCなら、全く文句はない。
であるから、据置機以外の用途なら、避けるべきである。
出先のノートPCくらいなら使えるが、USB端末が出っ張るので、使い勝手は、Wifiルーターやスマホに比べて、かなり落ちる。
当方のデスクトップPCには、USB端末が刺さっている。ホント、充電を気にしなくていいので、楽である。
ちなみに、わたしは、出先でノートPCを使うときは、残念ながら、スマホでテザリングして、ネットに繋げている。
なお、スマホやWifiルーターも、USBに差し込んで給電すればいいのだが、そうすると、常に充電される状態になり、バッテリー劣化が早い、とのことである。
こうした理由からも、『据置の固定PC』に使うなら、USB端末である。
サービス概要:OCN モバイル ONE
2016年7月6日 9:30 AM
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