独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

「生産されていない」は出題されないわけではない-消防設備士:乙6の勉強

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

乙6の消火器は、その多くが現在は生産されていないが、試験には出るので油断大敵である。生産動向に関係なく試験には出題される。

消防設備士の乙6のテキストでは、多くの消火器が紹介されています。

で、「現在ではほとんど生産されていません」との文言に接するかと存じます。

確かに、現在では、「粉末式消火器(ABC消火器)」しか生産されていません。

しかし、試験勉強上、絶対に勘違いしてはいけない注意点があります。

それは、「生産されていない」からといって、試験には出ないわけではない、ということです。

まず、生産されていないとはいえ、未だに流通しているので、試験の対象となります。

そして、法令なり省令なりで、「規格」が定められている以上は、「試験対象」であり続ける、という次第です。

当該生産されていない消火器が、ほとんど姿を消しても、法令なり省令が『廃止』されない限り、本試験にて問われる可能性はある、という寸法です。

なぜなら、生産されなくて姿を消したにせよ、『再生産される可能性』があるからです。

先述したように、法令等が『廃止』されたなら、「試験に出ないもの」として取り扱っても構いません。

しかし、法令等が残っていて、依然として監督官庁の規制対象となっているなら、「試験に出る」ものとして、一通り、勉強しておく必要はあります。

わたしもそうだったのですが、「現在ではほとんど生産されていません」の記述に接すると、(なあんだ、もう作られてないなら、ざっくり見るだけでいいな)と考えがちです。

しかし、それは、全くの考え誤りであるので、修正してください。

作られていなくても、試験には出ます。

“もう作られていない消火器”でも、油断せず、規格や構造等を押さえるようにしてください。

まあこれは憶測ですが、出題者側は、素人なら「生産されていない消火器」は知る必要はないが、消火器のプロである消防設備士なら、生産されていない消火器でも、一通り知っておくべきだ、と考えているように見受けられます。

なお、わたしの受けた本試験では、「泡消火器」の出題が多かったので、消火器の規格等は、「生産動向」に関係なく、出題されているようです。

以上、消防設備士の乙6試験勉強の注意点でした。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

みんなとシェアする