候補問題13は、やや難ながらも、自動点滅機の特殊作業を押さえ、防護管の練習を5回以上していたらOKです。2015年度の第2種電気工事士・技能候補問題のNO.13の、電気のド素人、文系、ぶきっちょな人に、同種同類の人から送るアドバイス
結論から言うと、候補問題13は、やや難しいです。
やや難しい理由は、「A(自動点滅機=端子台)への接続が特殊」なのと、「メタルラス壁用の防護管の取り付け」があるためです。
とはいえ、慣れさえすればなんてことのない作業なので、2~3回目の練習となれば、余裕になっていることでしょう。
カンタンなところから見て行きましょう。
「A(自動点滅機」ですが、これは「端子台」で代用されます。
「特殊な接続」というのは、「1つのところに2本の電線を挿し込む」ところです。
慣れたらどうってことないのですが、「未知」や「未熟」なときだと、異質の作業が絡むだけで、あっという間に頭はド混乱してしまいます。
テキストのお手本通りにまず作って、CdS回路の理屈を押さえ、どうしてこう施工しないといけないのかを、まずは理解しましょう。
で、試験対策としては、本試験中にいちいち考えていられないので…、
端子台「1」には、本線の黒、
端子台「2」には、本線とRの白2本、
端子台「3」には、Rの黒1本、
…と憶えてしまい、その取り付け方を練習しておきます。(数字は、問題の指定に従ってください。)
『取り付け』だけなので、異常に楽なはずです。
RとはVVRケーブルのことですが、候補問題の13ともなれば、工具の取り回しにも慣れてきたでしょうから、皮剥ぎなどは、大丈夫かと思います。
防護管の取り付けは、絶対に練習が必要です。
目標タイムは「2分」ということですが、本当にそうで、5分も取られると、確認時間が押されて、試験は危険水域に突入します。
目標タイム「2分」で取り付けができるように、最悪でも「3分」で終わらせられるように、何度も何度も練習しておきます。
ここだけでいいので、最低でも「5回」は練習しておいた方が無難でしょう。
練習の数をこなすには、バインド線が何本も必要になってくるのですが、まあ、ホームセンターで買ってくるなり、100円ショップで代用になりそうな物(ひも・針金とか)を買ってくるなり、使用済み電線の銅線やアース線で代用するなりして、「取り付け」の感触と手順はつかめる環境を整えておきましょう。
防護管の取り付け方には、いろいろな注意があって、たとえば、バインド線を2回まきつけ、2回以上ねじる等々、慣れていないと間違いなく頭が混乱します。
まあ、巻き数は常識的に防護管が動かないようになってればいいし、たとえ、欠陥を取られても「軽欠陥」なので、神経質になる必要はないです。
気をつけないといけないのは、防護管の「付け先間違い」でしょう。
防護管を得意な受験生はあんまりいないと思います。
このため「苦手意識」が先に立ち、フラフラフラッと違うケーブルに取り付けていた、なんてことがあります。(経験者は語る)
慣れていないことは、得てして、ミスします。
ですから、何度も練習して、ヘンなミスを本試験で犯さないようになっておきましょう。
できるようになっても、ちょくちょくは、3日に1回は防護管の取り付けを、使用済みケーブルで練習してみてください。
何気にアレレとなることがあります。
本試験のその日まで、技が「錆付かない」ようにしましょう。
蛇足ですが、「施工省略」は、何気にアレレとなって、何をしたらいいかをド忘れしがちです。
ここも怖いところなので、何をすべきか手順化しておきましょう。
とりわけ本問は、施工省略部分に「VVR」を使うという、他の候補問題にはないケースとなっているので、さらに「アレレ」になりやすくなっています。
でもまあ、大丈夫でしょう。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが…、
先のページで述べなかったものもあります。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
2015年6月18日 9:38 AM
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