彼氏(彼女)、配偶者から体臭がするようなら、消臭効果の高い重曹を使った重曹湯(美肌湯)を試してみる。
重曹には、高い消臭効果があります。
部屋や冷蔵庫の消臭だけでなく、体臭を和らげる効果も、重曹にはあるって塩梅です。
まず、原因から見ていきましょう。
体臭の原因の1つに、「風呂に入らない」ことが挙げられます。
しかし、この種のお風呂嫌いな人は、得てして、「風呂に入れ」じゃ言うことを聞きません。
頭ごなしに言うと、母親に怒られた往時を思い出すので、意固地にさらに聞かなくなります。
(もうおれはこどもじゃないぞおとなだぞ!)と、頭の中では、ひらがなで思考しているはずです。
風呂に入りたがらない・シャワーを浴びたがらない体臭持ちには、臭いのメカニズムについて、キチンと言及した上で、「入れ」と命令しなくてはいけません。
体臭のそもそもの原因は、身体表面の汗やたんぱく汚れ(いわゆる、垢)です。
何でそれらが体臭の原因になるのかというと、空気中の微生物にとって、これら汗やたんぱく汚れがエサになるからです。
体臭とは、汗やたんぱく汚れを食べた微生物の出した排泄物の臭い+微生物の死骸の臭いなのです。
汗やたんぱく汚れといった『エサ』があればあるほど、微生物は当然、速やかに「増殖」し、微生物排泄物+死骸の数も比例して増えていきます。そして、さらに「臭う」ようになるわけです。
臭い人は醗酵臭がするとよく言われますが、それは正しいんです。醗酵とは酵母菌が増殖している状態です。体臭とは、いうなれば「悪玉菌」が大増殖していている寸法です。
臭い人というのは、身に付けているもの以上に、皮膚表面の微生物活動、いうなれば、微生物の大活動・大祭り状態が常態化した人でもあるのです。
微生物のエサとなる汗やたんぱく汚れを除去すれば、それだけ、異臭の原因も減る、であるから、「風呂に入れ」と言われれば、しぶしぶ風呂に入るようになります。
それでも入らなかったら、こういってみましょう。
「体臭がきつい」と、取締役にはなれないぞ、と。
せっかく仕事ができるのに、「体臭がきつい」だけで、評価されない人は、結構います。あまり外に出せないし、重要な局面の交渉に、臭い人は不適当だからです。
頭ごなしに言っても聞かないときは、子ども扱いしないで、「大人扱い」である説得と論理に訴えかけましょう。仔犬並みの知性でも、利害関係は理解できるはずです。
そして、ここでようやく、重曹の登場です。
体臭持ちを抱えた人のお風呂は、できるだけ、「美肌湯を重曹で」でも述べた重曹湯にします。
重曹湯とは、単にお風呂に食用グレードの重曹を溶かしたものです。
重曹には強い消臭効果があり、普通のお風呂よりも数倍、体臭除去に効果があります。
加えて、重曹湯で身体を洗えば、重曹自体が磨き粉なので、身体表面の垢汚れや角質汚れをどっぷりと擦り落とせます。
また、重曹自体が弱アルカリ性なので、皮膚表面の雑菌の増殖を抑えることもできます。ほんと“しっとり”します。
なんか臭うなーと思ったら、最もコストも手間もかからない、重曹湯から始めてみてください。
なお、使用する重曹ですが、配偶者には掃除用か工業用の重曹でいいでしょうが、お風呂はみんなが入るのでそうも言ってられません。
肌に触れるものなので、重曹は食用グレードを推奨します。
食用グレードの重曹は、10キロで2600円前後。1回のお風呂に50グラム使ったとして、1風呂あたり「13円」です。100グラムで「26円」です。
下手な消臭スプレーや制汗剤より何倍も安く早く効果を享受できるでしょう。
2014年10月20日 11:27 AM
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